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清水エスパルスの視点から次の第13節V・ファーレン長崎戦への展望

清水エスパルスの視点から次の第13節V・ファーレン長崎戦への展望

清水エスパルスにとって、4月29日のV・ファーレン長崎戦は仕切り直しの一戦だ。4月25日の名古屋グランパス戦は0-2で落としたが、相手は4月5日の前回対戦で3-0で下している。今回も先に前から圧力をかけ、長崎の最終ラインを押し込めるなら、勝点3は十分に狙える。

ただし、前回と同じ試合にはならない。長崎は直近のガンバ大阪戦で内容を立て直し、マテウス・ジェズスが途中出場から得点。高木琢也監督の下で、前線の強度と押し返す意識は確実に上がっている。清水としては「前回勝った相手」ではなく、「修正してきた相手」として見る必要がある。

  • 試合は2026年4月29日(水)13:00キックオフ、会場はIAIスタジアム日本平
  • Jリーグ公式の試合ページでは第13節前時点で清水が4位、長崎が9位
  • 4月5日の前回対戦は清水がアウェイで3-0勝利
  • 4月27日発表の出場停止一覧に、清水と長崎の選手名は見当たらない

ここがポイント: 清水は前回対戦のように立ち上がりで主導権を取れるか。長崎にボールを落ち着かせる時間を与えると、試合は一気に厄介になる。

目次

まず押さえたい試合の前提

清水は吉田孝行監督の下、直近の名古屋戦で3-4-3をベースに入った。梅田透吾を最後方に置き、住吉ジェラニレショーンとマテウス・ブルネッティを軸に後方を組み、前線はオ・セフンを中心に縦へ進む形だった。

一方の長崎は、4月25日のガンバ大阪戦で後藤雅明、関口正大、エドゥアルド、新井一耀、米田隼也、山口蛍、翁長聖、山田陸、長谷川元希、チアゴ・サンタナ、ノーマン・キャンベルが先発した。形は4-4-2気味でも、守備時はかなりはっきりしたブロックを作り、奪ってから前に人数をかける。

前回の4月5日対戦では、清水が開始1分にオ・セフン、4分に嶋本悠大、前半アディショナルタイムに再びオ・セフンと、前半だけで3点を奪った。この入り方を再現できるかが、今回も大きい。

両チームの戦力予想

ここでは直近の公式メンバーをベースに、試合前日の時点で見えている並びを整理する。

清水エスパルスの予想

直近の名古屋戦ベースなら、清水は3-4-3継続が本線だ。

  • GK: 梅田透吾
  • DF: パク・スンウク、住吉ジェラニレショーン、マテウス・ブルネッティ
  • MF: 北爪健吾、宇野禅斗、マテウス・ブエノ、大畑凜生
  • FW: 嶋本悠大、オ・セフン、アルフレド・ステファンス

ベンチから流れを変える候補は小塚和季、千葉寛汰、弓場将輝。名古屋戦では前半から押し込まれた時間に前進の形を作りきれず、後半に交代で手を打った。今回はオ・セフンをどう孤立させないかが重要になる。

V・ファーレン長崎の予想

長崎はガンバ大阪戦の先発を大きく崩さない可能性が高い。

  • GK: 後藤雅明
  • DF: 関口正大、エドゥアルド、新井一耀、米田隼也
  • MF: 山口蛍、翁長聖、山田陸、長谷川元希
  • FW: チアゴ・サンタナ、ノーマン・キャンベル

途中出場から流れを変えられるのがマテウス・ジェズス、岩崎悠人、山﨑凌吾、松本天夢だ。特にマテウス・ジェズスは途中からでも一発で試合を動かせる。

注目選手はこの6人

清水エスパルスの注目3人

  • オ・セフン
    Jリーグ公式の得点ランキングでは4月12日更新時点で6得点。4月5日の長崎戦でも2得点を決めており、このカードとの相性はすでに示している。高さだけではなく、早い時間にゴール前へ入る動きが今の清水の武器だ。
  • 宇野禅斗
    キャプテンであり、中盤の基準点でもある。Jリーグ公式のタックル総数では24回で上位に入る。長崎のマテウス・ジェズスや長谷川元希に自由を与えないためにも、宇野の潰しどころは試合の質を左右する。
  • マテウス・ブエノ
    前向きに受けてテンポを作れる清水の中心。Jリーグ公式プロフィールでは1試合平均敵陣パス数46本がリーグ上位。長崎の2ラインの間に立てるなら、清水の押し込みは一段深くなる。

V・ファーレン長崎の注目3人

  • マテウス・ジェズス
    4月24日更新のJリーグ公式プロフィールでは5得点2アシスト。チーム10得点のうち45.5%を自分で決めている。途中出場でも決め切れるので、清水は先発かベンチかに関係なく警戒が必要だ。
  • チアゴ・サンタナ
    得点ランキング上位グループに入る3得点。清水サポーターにとってはよく知るストライカーだが、だからこそ危ない。クロスやこぼれ球に対する反応は今も鋭い。
  • 長谷川元希
    左サイドから中へ入る動きで長崎の前進を助ける存在。直近のガンバ大阪戦でも先発し、前から行く守備のスイッチ役になった。清水の右サイドが押し込まれる時間を減らせるかは、この選手への対応と直結する。

2026シーズンのスタッツから見る試合展開予想

ここは数字がはっきり示している。4月13日更新のJリーグ公式チームスタッツでは、清水の方が攻撃の土台を作れている。

  • 清水のシュート総数は112本、長崎は98本
  • 清水のゴール期待値は13.5、長崎は9.9
  • 得点総数は清水13、長崎10
  • 平均ボール支配率は長崎49.4%、清水48.2%で大差はない

つまり、長く持つチームが有利というより、どちらがより深い位置まで運べるかの勝負になりやすい。清水は保持率で圧倒するタイプではないが、前に進めたときの質は長崎を上回っている。

一方で、守備面はどちらも油断できない。4月13日更新の公式スタッツでは、被シュート総数が長崎146本、清水137本。被ゴール期待値は清水15.9、長崎14.8で、両チームとも相手にシュートまでは許している。

この数字から見えるのは次の3点だ。

  • 清水が一方的に押し切る試合にはなりにくい
  • 長崎は少ない本数でもマテウス・ジェズスのような決定力で点を取れる
  • 先制点の価値がかなり重い

スコアの雰囲気としては、0-0で固まるより1-0、2-1のようにどちらかが先に動かして決まる展開の方が自然だ。

清水が勝利するためのポイント

ここは整理しておきたい。清水が勝つには、単に「攻め切る」だけでは足りない。

1. 立ち上がりに前から奪う

前回対戦の3得点は、長崎が落ち着く前に一気に襲いかかったから生まれた。今回も前半の入りで、関口正大、新井一耀、エドゥアルドの周辺に圧力をかけたい。

特にオ・セフンが1トップで待つだけではなく、両脇の選手が連動して外へ追い込めるかが重要だ。

2. マテウス・ジェズスに前を向かせない

長崎で最も試合を変えるのはこの選手だ。途中出場でも危険なので、宇野禅斗と3バック中央が縦パスの受けどころを消し、受けてもすぐ寄せ切る形を作りたい。

マテウス・ジェズスに時間ができると、チアゴ・サンタナへの配球も、ミドルも、ラストパスも全部出てくる。

3. セカンドボールを拾って押し返す

長崎はチアゴ・サンタナとノーマン・キャンベルで前に蹴ったあと、周囲が回収して二次攻撃に入る形を持っている。清水が3バックで跳ね返しても、その先を拾えなければ守備は終わらない。

ここは宇野、マテウス・ブエノ、北爪の3人がどれだけ早く寄れるかにかかる。

4. 交代カードを早めに効かせる

名古屋戦では後半に小塚和季、千葉寛汰、弓場将輝らを入れて変化を付けた。今回も前半で停滞するようなら、北川航也を含めて早めに流れを変えたい。

  • 北川航也は裏への抜けとラストパスで試合を動かせる
  • 小塚和季は狭い場所で前を向ける
  • 千葉寛汰はゴール前への飛び込みで違いを出せる

予想される試合展開とスコア

清水目線で言えば、狙うべき展開ははっきりしている。前半のうちに1点を取り、長崎にマテウス・ジェズスを早く使わせる形へ持ち込むことだ。長崎は押し返す力を持つが、清水が先にスコアを動かせば、前回対戦のように試合を縦にできる。

予想スコアは清水の2-1勝利。根拠は、前回対戦で示した噛み合わせの良さと、4月13日更新の公式スタッツで見える攻撃の上積みだ。

ただし、長崎は直近のガンバ大阪戦で内容を戻してきた。清水が中盤で受け身になり、マテウス・ジェズスに前を向かれる時間が増えるなら、予想は簡単に裏返る。見るべき点は多くない。最初の15分、宇野禅斗の潰しどころ、そしてオ・セフンに何本いい形で入るか。この3つだ。

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