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FC今治vs湘南ベルマーレ 第8節プレビュー|監督交代・中2日の今治と、決め切れない6位湘南

夕方のキックオフ前、観客が集まり始めたサッカースタジアムのピッチ

9月26日17時、アシックス里山スタジアムに20位と6位が並びます。ただしこのカードの見どころは、順位差そのものではありません。

FC今治は9月21日、アベル モウレロ監督の解任を発表しました。後任はヘッドコーチからの内部昇格で久保山由清監督。就任から数日で天皇杯3回戦を戦い、中2日でこの一戦を迎えます。

対する湘南ベルマーレは3勝3分1敗の6位。負けにくいチームが、引き分けの山に足を取られています。

この試合で問われるのは、「立ち上げ途中の今治が、決め切れない湘南から先に1点を取れるか」の一点です。

ここがポイント: 今治は久保山監督の指揮3試合目(監督代行を含む)・中2日、湘南は今季の複数得点が1試合だけ。どちらも「1点目」の重みが普段より大きいカードです。

目次

この記事で分かること

  • 公式に確認できた対戦条件(大会・節・日時・会場・両チームの順位)
  • FC今治に起きた監督交代の経緯と、そこから生まれる日程面の負荷
  • 湘南ベルマーレが6位にいながら伸び悩んでいる理由
  • 当日、序盤の入りで見ておきたい具体的なポイント

対戦の前提を固める

まず、動かない事実から確認します。

  • 大会・節: 明治安田J2リーグ 2026 第8節
  • 日時: 2026年9月26日(土)17:00キックオフ
  • 会場: アシックス里山スタジアム
  • ホーム: FC今治(20位/1勝1分5敗)
  • アウェー: 湘南ベルマーレ(6位/3勝3分1敗)

順位と成績はいずれも第7節終了時点、つまりこの試合開始前のものです。7試合で1勝の今治と、7試合で1敗の湘南。

なお、負傷者については、今治がGK髙木和徹選手(右アキレス腱断裂)とMF佐藤璃樹選手(右膝内側側副靱帯損傷)、湘南がDF堂鼻起暉選手(左足関節外側複合損傷)の負傷をそれぞれ発表しています。出場停止者は本記事では確認できていません。メンバー構成に関わる情報は当日の公式発表を確認してください。

今治に起きたこと:解任から中2日まで

結論から言えば、今治の課題は戦術以前に「時間がない」ことです。

3日間に起きた3つの出来事

  • 9月21日: クラブが前節・横浜FC戦終了後にアベル モウレロ監督の解任を発表
  • 同日: 久保山由清ヘッドコーチが監督に内部昇格
  • 9月23日: 久保山監督が天皇杯3回戦・柏戦で監督として初陣

久保山監督にとって、指揮を執るのは今回が初めてではありません。前節の横浜FC戦では、体調不良で不在だったモウレロ前監督に代わって監督代行としてベンチに立っています。チームの現在地を外から見ていた人物ではなく、内側にいた人物が指揮を引き継いだ形です。

「内部昇格」が持つ意味と、その限界

内部昇格は、選手の特徴や日々のトレーニングの中身を知る人物がそのまま指揮を執るという点で、切り替えのコストが小さい選択です。新たなチームとしての方向性と戦術の構築が急務である以上、ゼロから関係を作る時間は今治にありません。

ただし、その利点を打ち消しかねないのが日程です。天皇杯3回戦を戦ったばかりで、リーグ戦までは中2日。準備期間が短いうえ、体力面でも不利を抱えた状態でホームに湘南を迎えます。新しい約束事を落とし込むための練習時間と、回復のための時間は、同じ2日間を奪い合う関係にあります。

中井卓大という手がかり

今治がこれまで積み上げてきたものを象徴する存在として、中井卓大(ピピ、22歳)が挙げられます。スペインで育った22歳がチームの目指すパスサッカーの中枢にいたと、Jリーグ公式サイト掲載のプレビュー記事で松本隆志氏は評しています。

監督が代われば、ボールを保持する時間の作り方も、中盤の重心も変わり得ます。この試合で今治が「つなぐ」のか「速く運ぶ」のかは、新体制が最初に示す最も分かりやすいメッセージになりそうです。

湘南に足りないもの:6位という順位の内訳

湘南の課題は守備ではなく、2点目です。

3勝3分1敗という内訳を見ると、負けていないことは明らかです。一方で、今季ここまで複数得点を挙げた試合は1試合だけ。次の1点が奪えない決定力不足によって引き分けが増え、首位争いでやや後れを取る結果になっています。勝点1を積み続けるチームと、勝点3を積み上げるチームの差が、そのまま順位表の6位という位置に表れています。

その中で結果を出しているのが西野太陽です。ここまで6試合に先発し、前節・秋田戦のゴールを含めて2得点。7試合を戦ったチームで6先発ですから、序列としては固定に近い起用を受けている選手と言えます。

かみ合わせ:先制点はどちらに転ぶか

ここからは、確認できた材料から読み取れる範囲の見立てです。

今治の「立ち上げ途中」と、湘南の「決め切れなさ」

湘南にとって、リズムを掴み切れていない相手と戦うという状況は、本来なら得点を積み上げる好機です。しかし今季の湘南は、次の1点を奪えずに引き分けを重ねてきました。今治が新体制で守備の基準を整え切れていなくても、湘南がその隙を1点で終わらせてしまえば、試合は終盤まで分からなくなる可能性があります。

時間帯が持つ意味

中2日の今治にとって、消耗が出やすいのは後半、特に終盤です。逆に言えば、前半のうちにリードを作れれば、久保山監督は交代カードを守り方の調整に使いやすくなります。湘南が先に決め切るか、今治が体力の残っている時間帯に持ち込むか。この試合は、スコアそのものよりも「最初の1点が入った時間」で流れが決まる可能性が高いと考えられます。

見立ての限界

予想スタメンや起用法について、9月25日時点で公式発表を確認できていません。久保山監督が天皇杯からどの程度メンバーを入れ替えるのか、中井卓大をどのポジションで使うのかは、当日の発表を待つ必要があります。

当日チェックしたい4点

  • 今治の立ち上がり15分:ボールを保持して前進するのか、まず引いて構えるのか
  • 湘南が最初の決定機をいつ作るか。前半のうちに決め切れるかどうか
  • 西野太陽の立ち位置と、そこから生まれるシュートの本数
  • 今治の60分以降の運動量と、交代カードの使い方

順位だけを見れば湘南が優位ですが、この湘南は「次の1点を奪えず勝ち切れない」ことで6位にいます。そして今治は、就任直後の監督が短い準備期間で臨みます。どちらの弱点が先に出るか——キックオフ直後の時間帯に注目したいところです。

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