2連勝で14位まで浮上したテゲバジャーロ宮崎が、9月26日に北海道コンサドーレ札幌を新富に迎えます。宮崎にとってこのカードは、単なる勝ち点3以上の意味を持ちます。
宮崎は今季のJ2リーグでは、まだJ1経験のあるクラブから勝利を挙げていません。相手の札幌は19位に沈んでいるとはいえ、J1で長く戦ってきたクラブです。上がってきた勢いが「格上」相手にも通用するのか——この試合はその答えが出る場になります。
- 明治安田J2リーグ 2026 第8節/2026年9月26日(土) 17:00キックオフ
- 会場: いちご宮崎新富サッカー場
- 宮崎は14位(2勝2分3敗)、札幌は19位(1勝2分4敗)
- 宮崎は第6節・藤枝戦でJ2リーグ初勝利、第7節・八戸戦にも勝って2連勝中
- 札幌はリーグ開幕戦の勝利以降、リーグ戦で勝ち星なし。前節・大分戦は終了間際に追いついて引き分け
対戦の前提を整理する
まず確定している条件から押さえます。
この試合は明治安田J2リーグ 2026シーズン第8節、2026年9月26日(土)17時キックオフ。会場はホームのテゲバジャーロ宮崎が本拠とするいちご宮崎新富サッカー場です。
順位は宮崎が14位、成績は2勝2分3敗。対する札幌は19位で1勝2分4敗。勝ち点でも順位でも、現時点では宮崎が上に立っています。
宮崎: 初勝利から一気に2連勝
宮崎は今季のJ2リーグで、開幕から5試合勝利がありませんでした。それを断ち切ったのが第6節の藤枝戦で、ここでJ2リーグ初勝利。さらに第7節の八戸戦にも勝って連勝とし、順位を14位まで押し上げています。
たった2試合ですが、内容としては大きな2試合です。勝利を待つ立場のチームと、直近2試合で勝ち切ったチームでは、リードした場面での振る舞いも、ビハインドでの焦り方も変わってきます。
札幌: 開幕戦の白星以降、リーグ戦で勝ちがない
札幌はリーグ開幕戦で勝利したものの、その後はリーグ戦で勝ち星がないまま19位に位置しています。前節の大分戦では終了間際に青木亮太が決めて同点に追いつきました。勝ち点1を拾った、というより、崩れかけた流れを自力で引き戻した1点です。
指揮を執るのは川井健太監督。明治安田J2・J3百年構想リーグでは川井監督のもとで全体8位に入り、今季も引き続き指揮を執っています。チーム作りの継続性という点では、札幌には土台があります。
出場停止・負傷離脱について
2026年9月25日時点で、この試合に関わる出場停止や負傷離脱の公式発表は確認できていません。スターティングメンバーも当然ながら試合当日まで発表されません。以下の見立ては、あくまで確認できた順位・直近の流れ・公表されている選手の役割から読み取れる範囲にとどめます。
かみ合わせの焦点は「宮崎の攻撃 対 札幌のセンターバック」
この試合で最も分かりやすい対抗関係は、勢いに乗る宮崎の前線と、立て直し途上にある札幌の最終ラインです。
Jリーグ公式サイトのプレビュー(文:高浜確也)は、札幌の注目選手として野瀬翔也を挙げています。阪南大から群馬を経て今季札幌へ“個人昇格”し、天皇杯2回戦・甲府戦で先発デビュー。そのままCBのレギュラーに定着した選手です。同プレビューは、野瀬が主将・西野奨太とのコンビで宮崎の攻撃陣をどう抑えるかがこの試合の見ものになる、としています。
ここがポイント: 札幌が勝てていない期間に台頭したCBと、勝ち方を掴んだばかりの宮崎の攻撃。どちらが先に自信を確かめられるかが、試合の性格を決めます。
宮崎側の軸は守備リーダー
同じプレビューは、宮崎のキーマンにディフェンスリーダーの眞鍋旭輝を挙げています。チームで唯一リーグ戦全試合にフル出場し、相手の攻撃を先読みして摘み取り、ゴール前では体を投げ出してシュートを防ぐなど、守備面の貢献度はチーム随一という評価です。
全試合フル出場という事実は、単に信頼されているという話にとどまりません。守備の基準をシーズンを通して保ちやすい、ということでもあります。連勝中のチームが持っている安定感の出どころは、ここに見ていいはずです。
札幌は「追いつく力」をどう前倒しできるか
前節の大分戦で札幌が見せたのは、終了間際に追いつく粘りでした。ただし、終盤に追いつくだけでは勝ち点1にとどまり、順位は大きく動きません。19位という位置を考えれば、札幌に必要なのは同じ得点力をより早い時間帯で出すことです。
しかも舞台は2連勝中の宮崎のホームです。先に失点した場合、前節のように終盤まで押し返し続ける展開は簡単ではありません。
見立て: 宮崎が試せるのは「自分たちの現在地」
冒頭の問いに戻ります。宮崎の2連勝がJ1経験クラブにも通用するか。この試合はその答えを出す一戦になります。
確認できた材料から言えるのは次の点です。
- 順位・直近成績では宮崎が上回っており、ホーム開催という条件も宮崎側にある
- 一方の札幌は、勝ち点を積めていない期間でも終盤に追いつく得点力を前節に示している
- 宮崎の守備は眞鍋を軸に全試合を通じた継続性があり、札幌の最終ラインは野瀬という今季台頭した選手を含む構成にある
宮崎が主導権を握る展開になる可能性は十分にあります。ただし札幌が前節のように終盤まで勝負を捨てないチームである以上、宮崎が先制しても追加点を取れないまま試合が進めば、終盤に一気に難しくなる展開も想定されます。連勝中のチームが次に問われるのは、勝ち方の再現ではなく、勝ち切り方の精度です。
当日に見ておきたいポイント
- 立ち上がりに主導権を握るのはどちらか。宮崎が押し込めれば、札幌の最終ラインへの負荷が早い時間から高まります
- 宮崎が先制した場合、そこからリードを広げにいくのか、守りに入るのか
- 札幌が終盤まで1点差圏内に留まれるか。前節のような終了間際の展開を再現できるかどうか
- 発表されるスターティングメンバー。出場停止・負傷離脱の公式発表は9月25日時点で確認できていないため、当日の発表で確かめる必要があります
宮崎にとっては、今季のJ2リーグでJ1経験クラブから初めて勝ち点3を奪う機会です。札幌にとっては、開幕戦以来リーグ戦で止まっている白星を取り戻す機会。同じ90分に、まったく違う切実さが乗ります。










