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高知は田村翔太のシュートを抑えられるか 愛媛戦で問われる守備の立て直し

ペナルティーエリア付近でパスを待つ攻撃選手と守備陣を描いたイメージ。

高知は田村翔太のシュートを抑えられるか 愛媛戦で問われる守備の立て直し

リーグ最多30得点の愛媛FCを迎える高知ユナイテッドSCは、得点源の田村翔太にシュートを許さずに戦えるか。リーグトップタイの10得点を挙げる田村は、前節にはフル出場でシュート0本に終わっている。この落差に、今回の攻守の焦点があると考える。

高知は14試合で31失点。ただ、その数字だけで愛媛戦の行方は決められない。田村が出場した場合にシュートへ至る攻撃を抑えられるか、そして失点しても続けて崩れずに戦えるか。この二つを分けて見ることで、高知の守備の変化を捉えやすくなるはずだ。

試合は2026年11月3日、GIKENスタジアムで14:00開始。2026/27明治安田J3リーグ 第15節の一戦となる。

  • 攻守の接点:愛媛のパスによる攻撃が、田村のシュートにつながるか。
  • 高知の課題:一度守備を崩されても、その後の失点を防げるか。
  • 予想の注意点:愛媛の累計得点と、前節の無得点の両方を踏まえて見る。
目次

対戦の前提――順位では開きがあるが、双方とも敗戦からの一戦

14試合終了時点の成績では愛媛が上回る一方、両チームとも前節は敗れている。

Jリーグ公式の試合ページに掲載された、11月2日確認時点の対戦情報は次のとおり。

  • 大会:2026/27明治安田J3リーグ 第15節
  • 開催日時:2026年11月3日、14:00キックオフ
  • 会場:GIKENスタジアム
  • ホーム:高知ユナイテッドSC
  • アウェー:愛媛FC
  • 高知の成績:14試合終了時点で20位、1勝3分10敗
  • 愛媛の成績:14試合終了時点で2位、8勝2分4敗

高知は前節の相模原戦に1対3で敗れ、リーグ戦で11試合未勝利となった。愛媛も前節の栃木SC戦で今季リーグ戦初の無得点敗戦を喫し、2連敗となっている。

この成績を踏まえれば、愛媛の攻撃実績を高く評価する見方には根拠がある。ただし、直近の試合ではその攻撃が得点に結び付かなかった。高知にとっては厳しい相手であると同時に、累計の数字だけで攻守の成否が決まる対戦でもないと考えたい。

愛媛のパスを田村のシュートにつなげさせない

高知の守備を見るうえでは、愛媛にボールを持たれる時間だけでなく、田村がシュートまで進めるかに注目したい。

愛媛は対象試合前のリーグ戦で30得点を記録し、リーグ最多。田村はそのうち10得点を挙げ、得点ランキングでトップタイに立っている。

Jリーグ公式プレビューを執筆した朝井ひなた氏は、愛媛の強みを攻撃的なパスサッカーと評し、田村をこの試合のキーマンに挙げている。

この評価と得点実績を合わせると、対戦の焦点は愛媛のパスが田村のシュートへつながるかに置ける。愛媛にとっては、ボールをつなぐだけで攻撃を終わらせず、得点実績のある選手がフィニッシュに関わる形を作れるかが見どころになるだろう。

高知側から見れば、愛媛のパスが続いたとしても、それが田村のシュートに結び付いているかで守備の評価は変わるはずだ。ボールを持たれることと、得点に近い場面を作られることを分けて見たい。

前節のシュート0本は、今回の攻防を考える反対材料

田村は前節の栃木SC戦にフル出場し、シュートは0本だった。愛媛もその試合では無得点に終わっている。

10得点という累計実績があっても、毎試合シュート機会を得られるわけではない。この前節の記録は、愛媛の得点力だけを根拠に今回の攻撃成功を予測することへの反対材料になる。

ただし、高知が同じように田村を抑えられるとは限らない。前節の数字から、具体的にどのパスを止めればよいか、どの守備方式が有効かまでは特定できないためだ。

今回の田村の先発や出場は、ここでは確定情報として扱えない。出場した場合には、最初にシュートを打てるまでの攻撃に目を向けたい。そこで高知が抑えられているのか、愛媛が前節から変化を示せるのかが見えてくるだろう。

高知は一度崩されても、次の失点を防げるか

高知のもう一つの焦点は、一度の守備対応に成功することだけでなく、試合を通して失点を重ねずに戦えるかにある。

高知は14試合終了時点で31失点。前節の相模原戦では、前半だけで3失点した。

朝井氏は、高知には守備を一度崩されたあとに連続失点するパターンが多いと評している。また、高知のキャプテンでCB、つまり中央の守備を担う小林大智を中心に、守備を改善して最後まで集中力を保てるかを注目点に挙げている。

この評価を踏まえると、高知の課題は「最初の失点を防げるか」だけでは捉え切れない。仮に先に失点しても、その後を抑えられれば、試合を立て直す余地を残せると考えられる。

小林が出場する場合には、本人の一対一の対応に加え、周囲とともに次の攻撃を防げるかを見たい。ただし、前節の3失点を個人の責任に結び付けたり、連続失点の原因を特定の配置に求めたりする根拠はない。

田村を抑えることと、愛媛全体を抑えることは分けて考える

田村のシュートを防げても、それだけで愛媛の攻撃全体を封じたとは評価できないだろう。愛媛の30得点と田村の10得点には差があり、田村以外からの得点も記録されているためだ。

逆に、田村にシュートを許したとしても、その一本だけで高知の守備全体が崩れたと判断するのは早い。打たれた場所や状況、ほかの選手にどれだけ機会を与えたかも、試合を見て確かめる必要がある。

観戦時には、次の二つを分けると整理しやすい。

  • 攻撃への対応:田村を含む愛媛の選手に、どのようなシュートを許したか。
  • その後の対応:失点や決定機のあとも、続けて危険な場面を作られずに戦えたか。

これなら、最終的な失点数が同じでも、高知が改善できた部分と残った課題を区別できるはずだ。

見立て――愛媛の実績を軸に、高知がシュート機会を減らせるかを見る

得点実績では愛媛を評価しつつ、高知が田村への攻撃のつながりを抑えられるかを、この試合の中心に据えたい。

根拠になるのは、愛媛のリーグ最多30得点と田村の10得点。一方で、愛媛は前節に無得点で敗れ、田村もフル出場でシュート0本だった。この両面から、愛媛の攻撃には実績があるが、今回もそのまま得点につながるとは限らないと考える。

高知についても、31失点という累計値だけで今回の守備を評価したくない。田村のシュートを抑えることと、一度崩されても追加失点を防ぐこと。その二つに、高知が愛媛に対して示せる変化が表れるのではないか。

キックオフ後は、まず田村の出場と役割を確かめたい。そのうえで見るべきなのは、愛媛が彼にシュートを打たせるまでの攻撃と、それを高知がどこで止めるか。失点が生まれた場合には、次の守備まで目を離せない。

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