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清水エスパルスの視点から次の第18節ガンバ大阪戦の展望を直近データから読み解く

清水エスパルスの視点から次の第18節ガンバ大阪戦の展望を直近データから読み解く

清水エスパルスがガンバ大阪に勝つための入口は、はっきりしている。ガンバの前進を許す時間を減らし、オ セフンに入る前後の二次攻撃を増やすことだ。

第18節は2026年5月24日17時、MUFGスタジアムで行われる。清水は前節ファジアーノ岡山戦で0-2。ガンバ大阪は直近の公式戦でAFCチャンピオンズリーグ2決勝を1-0で制し、勢いを持って国立に来る。

ただし、リーグ戦の数字だけを見ると、勝点差はわずか1。5月23日時点でガンバ大阪が17試合25ポイントの6位、清水エスパルスが17試合24ポイントの7位だ。清水サポーター目線では、相手の肩書きに飲まれる試合ではない。むしろ、地域リーグラウンドの締めくくりで順位をひっくり返すための直接対決になる。

  • 試合: 明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド WESTグループ 第18節
  • 日時: 2026年5月24日 17:00キックオフ
  • 会場: MUFGスタジアム
  • 清水: 17試合 24ポイント、18得点19失点
  • G大阪: 17試合 25ポイント、24得点21失点
  • 前回対戦: 2026年2月28日、G大阪 2-2 清水
目次

まず押さえたい現在地

清水は守備の土台を失っているわけではない。公式プレビューでも、WESTグループで2番目に少ない19失点と整理されている。一方で、直近は7試合連続失点。前節の岡山戦では11本ずつのシュート数ながら、白井康介とレオ ガウショに決められて0-2で敗れた。

この数字が示すのは、守れないチームになったというより、試合の要所で先に殴られているということだ。前節も11分に先制を許し、追いかける展開になった。

吉田孝行監督はガンバ戦前のコメントで、チームのベースは構築されてきた一方、相手や味方を見ながら判断できている選手とそうでない選手の差を課題に挙げている。ここはガンバ戦の核心になる。ガンバはボールを持つ時間を作れる相手で、清水が迷った瞬間に中央やサイドから前進してくる。

順位表上は直接対決

清水公式の順位表では、5月23日時点でWESTグループは以下の並びになっている。

  • 6位 ガンバ大阪: 17試合、勝点25、24得点21失点、得失点差+3
  • 7位 清水エスパルス: 17試合、勝点24、18得点19失点、得失点差-1

勝てば順位を上げられる。引き分けではガンバとの差は残る。負ければ、プレーオフラウンドへ向けて修正点がより重く残る。

ここがポイント: 清水は「耐えて勝つ」だけでは足りない。ガンバの攻撃回数を完全には消せない以上、奪った後にシュートまで運ぶ回数を増やす必要がある。

スタッツから見る試合展開予想

Football LABの次回対戦データでは、清水とガンバの差は攻撃面に強く出ている。

項目清水G大阪
攻撃CBP208.11(14位)266.04(2位)
シュートCBP95.88(19位)149.78(3位)
ゴールCBP47.53(18位)70.05(4位)
1試合平均シュート10.7本(19位)13.1本(6位)
1試合平均ゴール1.0点(16位)1.4点(5位)
奪取CBP1,685.49(1位)1,562.54(5位)

清水の強みは奪取だ。リーグ1位の奪取CBPは、宇野禅斗、マテウス ブエノ、住吉ジェラニレショーンらが中央と最終ラインで相手の前進を止めてきた積み上げでもある。

問題は、その後だ。清水は攻撃回数が多い一方で、シュート数とチャンス構築率が低い。つまり、奪ってから相手ゴール前に入るまでに詰まりやすい。

ガンバは「作れる」チーム

ガンバは攻撃CBP2位、シュートCBP3位。デニス ヒュメットはリーグ戦16試合で8得点、シュート42本。南野遥海も5得点を挙げている。

さらに、初瀬亮はラストパス23本、山下諒也はラストパス21本。サイドからクロスや斜めのボールを入れ、中央でヒュメットが仕留める形は警戒すべきルートになる。

ガンバは5月17日のACL2決勝でアル・ナスルに1-0で勝利し、ヒュメットが得点した。勢いはある。ただ、リーグ直近では5月6日に名古屋へ1-2、5月10日に広島へ0-1と連敗している。清水としては、アジア制覇の高揚感とリーグ戦の課題が同居している相手だと見たい。

両チームの戦力予想

欠場情報では、Football LABのプレビューに清水は高橋祐治、ガンバは佐々木翔悟、福岡将太、横井佑弥、半田陸、藤本祥輝が掲載されている。出場停止欄は同プレビュー上では確認されていない。

ただし、欠場情報は軽度の負傷でも表示される場合があるため、最終的なメンバー発表までは流動的だ。

清水エスパルスの予想

清水はオ セフンを軸に、マテウス ブエノと宇野禅斗が中盤で回収と前進を担う形が基本線になる。前節岡山戦では北爪健吾、髙橋利樹、松崎快、嶋本悠大が途中交代で退いており、ガンバ戦ではコンディションと攻撃の組み合わせが焦点になる。

予想される戦い方は次の通り。

  • 最前線: オ セフンを基準点にして、北川航也や千葉寛汰を絡める
  • 中盤: マテウス ブエノ、宇野禅斗が奪取後の一手目を担う
  • サイド: カピシャーバ、北爪健吾、吉田豊の関与で幅を取る
  • 最終ライン: 住吉ジェラニレショーン、本多勇喜、マテウス ブルネッティらの組み合わせが鍵

清水が勝つなら、オ セフンへの単発のロングボールだけでは足りない。落としを拾う2列目、逆サイドに展開するサイドバック、こぼれ球を回収する中盤が近い距離でつながる必要がある。

ガンバ大阪の予想

ガンバはACL2決勝を戦った直後だが、ヒュメット、食野亮太郎、三浦弦太、中谷進之介ら主力が軸になる見立ては変わらない。ヴィッシング監督は清水戦前コメントで、ACL2優勝から百年構想リーグへモードを切り替える必要に触れている。

予想される骨格は次の通り。

  • 最前線: デニス ヒュメットを中心に、南野遥海やイッサム ジェバリも選択肢
  • サイド: 山下諒也、食野亮太郎、初瀬亮の前進とラストパス
  • 中盤: 安部柊斗、鈴木徳真、美藤倫がボールを動かし、回収も担う
  • 最終ライン: 中谷進之介、三浦弦太が中央を締める

清水から見ると、怖いのはガンバの中央突破だけではない。中谷から初瀬、三浦から岸本武流というパス交換が多く、後方からサイドへ逃がして前進するルートもある。ここを楽にさせると、清水のブロックは横に広げられる。

注目選手はこの6人

両チームから3人ずつ挙げるなら、得点数だけではなく、今回の試合で何を左右するかを重視したい。

清水エスパルス

オ セフン
16試合で7得点、シュート38本。清水の得点ランキング最上位で、リーグ得点ランキングでも上位に入る。ガンバの中谷、三浦と競る局面で勝てれば、清水は押し込まれた時間からでも出口を作れる。

マテウス ブエノ
清水の攻撃CBPトップで、パスCBPもチーム上位。さらに守備面でも奪取に関わる。ガンバの中盤に対して、奪った直後に前を向けるかが試合の温度を変える。

宇野禅斗
公式プレビューでキャプテンとして言葉が紹介されている選手。データ上も守備ポイントが高く、チームの中央を支える。ガンバの安部、鈴木、美藤が作る中盤の流れを断ち、セカンドボールを拾えるかが重要だ。

ガンバ大阪

デニス ヒュメット
リーグ戦16試合8得点、シュート42本。ACL2決勝でも得点したストライカーだ。清水は彼に前を向かせないだけでなく、ペナルティエリア手前でボールを受ける前の段階から制限したい。

初瀬亮
ラストパス23本はチームトップ。左サイドからの配球、クロス、セットプレーで試合を動かせる。清水の右サイドが押し込まれると、オ セフンまでの距離が遠くなる。

中谷進之介
リーグ戦17試合すべてに出場し、1530分プレー。ガンバの後方ビルドアップと守備の中心だ。清水が前から行くなら、中谷に楽な縦パスを入れさせないことが最初の仕事になる。

清水が勝利するためのポイント

この試合は、ガンバの攻撃力をゼロにする発想よりも、清水がどこで奪い、どこへ運ぶかを明確にするほうが現実的だ。

1. ヒュメットへの入口を消す

ヒュメットはシュート数、得点数ともにガンバの中心だ。清水のセンターバックが最後に競るだけでは遅い。

  • 中盤で前向きのパスを出させない
  • 初瀬や山下からの斜めのボールを切る
  • こぼれ球を宇野、マテウス ブエノが先に拾う

この3つが揃えば、ガンバの攻撃は一気に単発になる。

2. 奪取後の1本目を雑にしない

清水は奪取CBPでリーグ1位。ここは明確な武器だ。ただ、奪った後に慌てて蹴るだけでは、ガンバの中谷と三浦に回収されて再び押し込まれる。

重要なのは、奪った瞬間に近くの選手が顔を出すこと。オ セフンに入れるなら、その落としを拾う選手が必要だ。サイドへ逃がすなら、逆サイドまで運ぶ判断もいる。

吉田監督が話した「相手を見ながら、味方を見ながらプレーできているか」という課題は、まさにこの局面に出る。

3. 国立の前半を落ち着いて入る

清水公式プレビューでは、5年連続の国立ホームゲームで、今回は新国立でのホームゲーム初勝利を狙う文脈が示されている。舞台は大きい。相手はACL2王者として来る。

だからこそ、最初の15分で無理に試合を決めに行く必要はない。前節岡山戦では11分に先制を許した。ガンバ戦では、まず0-0の時間を保ちながら、奪取から1本目のシュートまで持ち込む回数を増やしたい。

試合展開の予想

序盤はガンバがボールを持つ時間を作り、清水が中盤で奪って前に出る展開になりやすい。ガンバは攻撃CBP、シュートCBPともに上位で、清水よりもゴール前に入る形を多く持っている。

一方で、ガンバはリーグ直近2試合で1得点3失点。ACL2決勝を挟んだ移動と緊張感の反動もある。清水が前半を無失点で進められれば、後半は相手の強度が落ちる時間に勝機が出る。

清水が狙いたい流れはこうだ。

  • 前半: ガンバのサイド前進を制限し、0-0か1-0で折り返す
  • 後半: オ セフンへの供給を増やし、北川航也、千葉寛汰、松崎快らの投入で変化を出す
  • 終盤: セットプレーと二次攻撃で押し切る

スコア予想は、清水目線で見るなら1-1をベースに、先制できれば2-1勝利まである。鍵は先制点だ。ガンバに先に取られると、清水は攻撃の粗さを突かれてカウンターを受けやすくなる。

サポーター目線で見るべき3つの場面

最後に、試合中に注目したい場面を絞る。

  • 清水の右サイドが初瀬亮をどこで止めるか
  • オ セフンの落としを、誰が何回拾えるか
  • 宇野禅斗とマテウス ブエノが中盤で前を向けるか

この3点が噛み合えば、清水はガンバの勢いを受けるだけの試合にしなくて済む。国立で必要なのは、派手な一発だけではない。奪って、つなぎ、もう一度拾う。その地味な連続を90分の中で何回作れるかが、勝ちロコへの一番近い道になる。

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