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先に主導権を握るのはどちらか FC今治の保持とRB大宮の前進力がぶつかる第2節

青黄の選手が組み立て、オレンジの選手が前線から圧力をかける試合イメージ。

先に主導権を握るのはどちらか FC今治の保持とRB大宮の前進力がぶつかる第2節

ボールを握るFC今治が、RB大宮アルディージャの速く前へ出る守備をどう外すか。この対戦の核心は、今治が保持率を得点機会へ変えられるかにある。

2026/27明治安田J2リーグ第2節は、8月15日(土)19時にアシックス里山スタジアムでキックオフ。今治は開幕戦でいわきFCに1-2で敗れ、大宮はアルビレックス新潟を1-0で下した。

この記事で分かることは次の3点だ。

  • 第1節の公式スタッツが示す両チームの違い
  • 今治のボール保持と大宮の前進志向がぶつかる場所
  • エジガル・ジュニオ、山本桜大らを見る際のポイント
目次

対戦の前提:今治は12位、大宮は7位で迎える

開幕戦の結果は対照的だが、両チームとも新監督の下で始動したばかりだ。 1試合の順位や数字だけで完成度を判断せず、その数字がどの局面で生まれたかを見る必要がある。

  • 大会:2026/27明治安田J2リーグ 第2節
  • 対戦:FC今治 vs RB大宮アルディージャ
  • 日時:2026年8月15日(土)19時
  • 会場:アシックス里山スタジアム
  • 放送・配信:DAZN
  • FC今治:12位、0勝0分1敗
  • RB大宮アルディージャ:7位、1勝0分0敗

今治は8月9日の第1節でいわきと対戦し、1-2で敗れた。シュートは15本、平均保持率は56.7%、平均パス数は368本。ボールを持つ時間を確保し、FWエジガル・ジュニオが今季初得点を記録した一方、無失点には抑えられなかった。

大宮は8月8日の新潟戦に1-0で勝利した。シュートは21本、平均保持率は46%、平均パス数は391本で、無失点試合を記録。FW山本桜大が得点し、FWカプリーニがアシストを記録している。

指揮官は、今治がアベル・モウレロ監督、大宮がナルシス・ペラッチ・ナダル監督。両クラブとも2026/27シーズンからスペイン出身監督が率いる。

今治は6月24日、GK山本透衣が右股関節インピンジメント症候群と診断され、6月5日に手術を受けたと発表した。第1節では背番号1のGK立川小太郎が出場した。

先発メンバーとベンチ入り選手は試合当日の公式発表を待つ必要がある。

最大の焦点:今治の保持は大宮の圧力を越えられるか

今治に必要なのは、ボールを持つことではなく、大宮の守備を越えた先へ人数とボールを届けることだ。 第1節の保持率56.7%と15本のシュートは攻撃の土台を示すが、結果は1得点にとどまった。

今治は最初の縦パスを急がないことが重要

モウレロ監督は就任時、勇敢で競争力があり、主体的で明確なアイデンティティーを持つチームを築く意向を示した。ホーム開幕戦では、その「主体性」をどのように表現するかが問われる。

大宮のナダル監督は就任時、強度が高く、常に前進を目指すサッカーを追求すると明言した。第1節では保持率46%ながら21本のシュートを放っている。保持率で相手を上回らなくても、ゴールへ向かう回数を増やせたことになる。

この組み合わせでは、今治が自陣から一気に中央へ差し込むと、大宮にボールを奪う狙いを絞らせる可能性がある。反対に、最終ラインと中盤で相手の第一列を動かし、空いた外側から前進できれば、大宮の圧力を後方へ押し戻しやすい。

観戦時は次の動きに注目したい。

  • 今治のセンターバックがボールを持った際、大宮の最前線が中央と外側のどちらを閉じるか
  • 今治の中盤が相手の背後で前向きに受けられるか
  • 大宮が奪った直後、何本のパスでシュート地点まで進むか
  • 今治が攻撃を失った瞬間、中央を閉じて大宮の速攻を遅らせられるか

今治がボール保持を続けても、パスが最終ラインの前を横切るだけなら大宮は困らない。大宮の中盤を越える縦パスと、その受け手を支える次の選手まで用意できるかが重要になる。

両ゴール前で問われる「最初の一手」

勝敗を分けるのは、ペナルティーエリアへ入った後の選択と、失った直後の対応になりそうだ。 両チームとも開幕戦で1得点を記録したが、その意味は異なる。

今治はエジガル・ジュニオを孤立させない

背番号10のエジガル・ジュニオは第1節で今季初得点を挙げた。今治が相手陣内へ進んだ際、最前線でボールを収め、周囲を前向きにする役割が期待される。

ただし、大宮の中央守備に囲まれた状態で彼へ単純なボールを集めるだけでは、攻撃が一度で終わる可能性がある。近い位置に中盤やサイドの選手が入り、落としたボールを回収できるか。そこから逆側へ展開できれば、大宮の守備を横へ動かせる。

背番号80の中井卓大ピピ、背番号14の駒井善成、背番号26のアレクサンダル・パロチェヴィッチはいずれも第1節で出場を記録した。第2節の起用は確定していないが、誰が出ても前線と中盤の距離を縮め、エジガル・ジュニオの周辺で二次攻撃を作れるかがポイントになる。

大宮はカプリーニから山本桜大への経路に注目

大宮では背番号18の山本桜大が開幕戦の決勝点を記録し、背番号11のカプリーニがアシストした。カプリーニは同試合でチーム最多タイのデュエル勝利数5も記録している。

この数字が重要なのは、カプリーニが最後のパスだけでなく、相手との競り合いを経て攻撃を継続する役割も担ったことだ。山本が前線で動き直し、カプリーニがその手前や横でボールを前進させれば、大宮は少ない手数で今治のゴールへ迫る可能性がある。

今治の守備はボール保持中にも備えが必要だ。両サイドが同時に高い位置を取れば、失った瞬間にセンターバックが広い範囲を守ることになる。片側から攻める際、逆側の選手がどこまで絞るかを見れば、今治が大宮の速攻をどの程度警戒しているかが分かる。

セットプレーは今治が流れを変える現実的な手段

大宮が流れの中で守備を整えても、セットプレーなら今治は配置を固定してゴールを狙える。 開幕戦で今治はCK4本、大宮はCK2本を記録した。

今治には186センチのガブリエル・ゴメス、185センチの市原亮太、181センチの櫛引一紀らが登録されている。大宮にも188センチの杉本健勇、187センチの中山昂大、186センチの尾崎優成らがおり、高さだけで一方が明確に優位とは言い切れない。

そのため重要になるのは、単純な競り合いよりも次の部分だ。

  • ニア側への走り込みで最初の守備者を動かせるか
  • GKの前へ選手を送り、ボールへの出足を制限できるか
  • クリア後のこぼれ球をペナルティーエリア外で回収できるか
  • 守備側がクリア後に速攻へ移る選手を残せるか

先制点が入れば、試合の構図は大きく変わる。今治が先に取れば、大宮は前から奪いに出る人数を増やす必要が生じ、今治にはその背後を使う余地が生まれる。大宮が先制すれば、開幕戦と同様に相手へボールを持たせながら、奪った後の前進を狙いやすくなるだろう。

試合展開の見立て:今治の前半が分岐点

本記事では、今治が序盤の圧力を外して敵陣へ進めるかが、この試合の答えを決めると見る。 大宮は開幕戦で21本のシュートと無失点を記録しており、先に試合の強度を上げたいはずだ。

今治はホームでボールを握る時間を作る可能性がある。ただし、保持率だけでは大宮の守備を崩したことにならない。前半からエジガル・ジュニオの周囲へ複数の選手を送り、大宮の最終ラインを後退させられれば、今治にも十分な勝機が生まれる。

一方、大宮は今治の縦パスを奪って短く攻め切る展開へ持ち込めれば優位に立ちやすい。開幕戦で得点に関与した山本桜大とカプリーニが起用されるかは未確定だが、大宮の前線が今治のボール保持にどこから圧力をかけるかは最初の15分から確認したい。

予想される主な分岐は次の通りだ。

  • 今治が大宮の第一列を越える:今治が敵陣で押し込み、エジガル・ジュニオ周辺の連係やセットプレーを増やす展開
  • 大宮が中央で奪う:山本桜大、カプリーニら前線へ素早くつなぎ、少ない手数でシュートへ進む展開
  • 0-0の時間が長く続く:交代選手の推進力とセットプレーの精度が決定打になる展開

今治が持ち、大宮が奪って前へ出る。それ自体は予想しやすい。見るべきなのは保持率ではなく、今治が大宮の中盤より前で、前向きにボールを受けた回数だ。その場面を増やせれば今治が主導権を握り、増やせなければ大宮の速い攻撃が試合を動かす可能性が高まる。

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