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サンフレッチェ広島はなぜ4連敗してるのか?

サンフレッチェ広島はなぜ4連敗してるのか?

サンフレッチェ広島が4連敗している最大の理由は、毎試合のように先に失点して追いかける形になり、押し込む時間を作っても最後の1点が足りていないからです。そこに3月のACLEを含む連戦が重なり、神戸戦のように終盤で勝点を落とす試合も出ました。

2026年4月5日のアビスパ福岡戦は0-1で敗戦。これで3月18日の名古屋グランパス戦、3月22日の清水エスパルス戦、3月27日のヴィッセル神戸戦に続く4連敗です。4月10日時点でJリーグ公式の順位表では勝点11の7位。序盤戦でまだ挽回可能な位置ですが、連敗の中身を見ると修正点はかなりはっきりしています。

ここがポイント: 4連敗は「内容が全部悪い」からではない。シュート数は確保している一方で、先に失点する流れと仕留め切れない攻撃が連続し、試合運びを自分たちで苦しくしている。

  • 4連敗の内訳は名古屋戦1-2、清水戦1-3、神戸戦1-2、福岡戦0-1
  • 4試合すべてで先に失点
  • 4試合の広島のシュート数は合計58本、得点は2
  • 第9節終了時点で勝点11、7位
  • 次節は4月11日、ホームで清水エスパルス戦
目次

まず4連敗の流れを整理する

広島は3月14日にガンバ大阪へ2-0で勝っていました。流れが完全に悪かったわけではありません。

ただ、その直後からリーグ戦で失点の入り方が悪くなります。

4連敗の試合経過

  • 名古屋戦は開始5分に山岸祐也に先制を許し、後半に鈴木章斗が返したあと69分に再び失点して1-2
  • 清水戦は19分、21分と立て続けに失点し、序盤で試合を難しくして1-3
  • 神戸戦は49分に木下康介の得点で先に出たのに、84分と90+4分に失点して逆転負け
  • 福岡戦は16分に橋本悠に決められ、その後16本のシュートを打ちながら0-1

この並びを見るだけでも、連敗の芯は見えます。先に失点するか、リードしても締め切れないか。そのどちらかが続いているのです。

なぜ4連敗なのか

ここは論点を3つに絞った方がわかりやすいです。

1. 先に失点して、自分たちの試合運びを壊している

4連敗で共通しているのは被先制です。しかも名古屋戦は5分、清水戦は19分と21分、福岡戦は16分。前半の早い時間に失点し、相手に守り方を決めさせています。

広島は3バックと両ウイングバックを使って押し上げる時間を作るチームです。ところが先に失点すると、相手は中央を閉じてカウンターやクロス対応に重心を置ける。広島は持つ時間が増えても、相手を無理に動かさせる局面が減ります。

特に清水戦の2失点は重かったです。2点を追う展開になると、押し込む時間が増えても相手の狙いに近いゲームになりやすい。広島は84分にジャーメイン良が1点を返しましたが、試合をひっくり返すには遅すぎました。

2. シュート数はあるのに、得点効率が落ちている

4連敗中のシュート数は、名古屋戦16本、清水戦16本、神戸戦11本、福岡戦16本です。まったく攻められていないわけではありません。

それでも4試合で2得点しか取れていない。ここが苦しいところです。

  • 名古屋戦は16本で1得点
  • 清水戦は16本で1得点
  • 神戸戦は11本で1得点
  • 福岡戦は16本で0得点

福岡戦は特に象徴的でした。広島は後半に押し込み、木下康介のヘディングがクロスバーに当たる場面もありましたが、同点までは届かない。数字上の「打てている」と、実際の「仕留め切れている」は別だとわかる試合です。

広島の攻撃は、塩谷司や新井直人、東俊希らが外から配球と前進を作れる一方、最後の一手で相手の守備を完全に崩し切れない時間が増えています。押し込んだあとにもう一度動かしてズレを作る場面、あるいはクロスの入り方とニア・ファーの入り分けが、連敗中はやや噛み合っていません。

3. 連戦の中で終盤の管理が落ちた

3月の広島はリーグ戦だけではありません。3月4日と11日にACLEラウンド16でジョホール・ダルル・タクジムFCと戦い、その間と直後にJ1の試合が続きました。

  • 3月4日 ACLE第1戦 ジョホール戦で1-3
  • 3月11日 ACLE第2戦 ジョホール戦は1-0で勝ったが、2戦合計2-3で敗退
  • 3月14日 G大阪戦で2-0勝利
  • 3月18日から4月5日までにリーグ4連敗

もちろん日程だけで負けを説明するのは雑です。ただ、神戸戦の終盤を見ると、過密日程の影響を完全に切り離すのも難しい。49分に先制しながら、84分と90+4分に失点して1-2。勝点3が見えた試合を落としたのは、連敗の中でも特に痛い1戦でした。

この時期の連戦は、走力そのもの以上に判断の精度を削ります。寄せるか、下がるか、クリアするか、つなぐか。その一瞬の選択が遅れると、リードゲームはすぐ壊れます。

監督・選手・周辺の見方はどう分かれているか

連敗が続くと、見方は大きく3つに分かれます。

現場の視点

現場に近いコメントとして目を引いたのは、クラブ公式YouTubeの福岡戦後コンテンツで紹介されたトルガイ・アルスランの発言です。Football Tribeが伝えたところでは、アルスランはサポーターの反応を当然としたうえで、チームに「自信を持ってプレーすることが足りていない」と見ていました。

これは重要です。戦術の問題だけでなく、連敗の中でプレーの選択が消極的になっている可能性を、選手自身が認めているからです。

データ寄りの見方

データだけを追うなら、「内容ほど悪くないのに負けている」という見方はできます。4連敗中もシュート数は一定以上あり、福岡戦も16本を打ちました。

ただし、その言い方だけでは足りません。重要なのは本数ではなく、先制されて相手の守備ブロックが整ったあとに、どれだけ質の高いフィニッシュへつなげたかです。ここで広島は苦しんでいます。

サポーターの視点

福岡戦後はブーイングが起き、選手が感情を見せる場面も報じられました。結果に対する不満は当然としても、サポーターの側が見ているのは単なる4敗ではなく、似た形の苦しい試合が続いていることでしょう。

  • 早い時間に失点する
  • 押し込むが追いつけない
  • あるいはリードしても終盤に落とす

この反復が、スタンドの空気を重くしています。

次の清水戦で何を見ればいいか

4月11日の次節は、ホームで清水エスパルス戦です。しかも3月22日に1-3で敗れた相手との再戦。連敗脱出を語るなら、ここはかなりわかりやすい試金石です。

注目点は3つあります。

立ち上がりの守備

まずは被先制を止められるか。ここが最大です。清水には前回、19分と21分に連続失点しました。再戦でも早い時間に押し込まれるようなら、4連敗の原因はまだ解けていないと見るべきです。

前線の決め切り

木下康介、鈴木章斗、ジャーメイン良、加藤陸次樹と前線の選択肢はあります。誰を先発に置くかだけでなく、2列目とWBがどう連動して最後の5メートルを取るかが重要です。

リード時の終わらせ方

もし先に点を取れたとしても、それで安心はできません。神戸戦のように終盤でひっくり返されるなら、連敗の傷はさらに深くなります。清水戦は「勝つかどうか」だけでなく、どう勝ち切るかが問われる試合です。

結論

サンフレッチェ広島が4連敗している理由は、単純な不調というより、はっきりした3つの問題が重なっているからです。

  • 先に失点して試合を後追いにしている
  • シュート数を得点に変え切れていない
  • 連戦の中で終盤の試合管理が崩れた

逆に言えば、修正ポイントも明確です。次の清水戦で見るべきなのは、ボール保持の見栄えよりも、立ち上がりの守備、最後の1本の精度、そして終盤の締め方。この3つが変わるかどうかです。

4連敗そのものより重いのは、同じ負け方を繰り返すことです。広島が本当にトンネルを抜けるかは、4月11日の再戦でそこを断ち切れるかにかかっています。

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