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東京Vが0-6で崩れた理由 横浜FMの速攻と決定力が試合を一気に傾けた

東京Vが0-6で崩れた理由 横浜FMの速攻と決定力が試合を一気に傾けた

東京ヴェルディ対横浜F・マリノスは、2026年5月24日の明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第18節で行われ、横浜FMが6-0で大勝した。

大差の理由はシンプルだ。横浜FMが東京Vの高い最終ラインの背後を突き、少ない手数で決定機をゴールに変え続けた。東京Vもシュート13本、CK6本を記録しており、ボールを持てなかった試合ではない。だが、ペナルティエリア進入と枠内、そしてゴール前の質で差が開いた。

  • 試合結果: 東京V 0-6 横浜FM
  • 得点: 近藤友喜、谷村海那2点、ユーリ・アラウージョ2点、テヴィス
  • 会場: 味の素スタジアム
  • 観客数: 20,736人
  • 影響: 東京VはEAST5位、横浜FMはEAST7位で地域リーグラウンドを終えた
目次

試合の事実整理 25分の先制点から流れが変わった

試合が大きく傾いたのは前半25分だった。

Jリーグ公式記録では、横浜FMの得点は25分の近藤友喜から始まり、36分に谷村海那、前半アディショナルタイムにユーリ・アラウージョが追加点。後半開始直後の46分に谷村が再び決め、59分にユーリ・アラウージョ、90+1分に途中出場のテヴィスが締めた。

サッカーキングは先制点について、東京Vがセットプレーで前がかりになったあと、横浜FMが背後のスペースを使った場面として伝えている。横浜FMはここで試合の入口を見つけた。

時間得点者スコア
25分近藤友喜東京V 0-1 横浜FM
36分谷村海那東京V 0-2 横浜FM
45+2分ユーリ・アラウージョ東京V 0-3 横浜FM
46分谷村海那東京V 0-4 横浜FM
59分ユーリ・アラウージョ東京V 0-5 横浜FM
90+1分テヴィス東京V 0-6 横浜FM

特に重かったのは、前半終了間際と後半開始直後の連続失点だ。0-2のままハーフタイムに入れば、東京Vは修正の時間を持てた。だが45+2分に3点目を失い、さらに後半開始すぐに4点目を奪われたことで、試合の緊張感は一気に横浜FM側へ移った。

なぜ6点差になったのか データが示すゴール前の差

公式記録とFootball LABのスタッツを見ると、東京Vが一方的に押し込まれ続けた試合ではない。シュート数は東京V13本、横浜FM16本。ボール保持率も東京V49.2%、横浜FM50.8%で大きな差はない。

それでもスコアは0-6になった。理由は、シュートの質とエリア侵入の差にある。

横浜FMは少ない差を大きな得点差に変えた

Football LABによると、横浜FMはペナルティエリア進入15回、枠内シュート7本、ゴール期待値1.958。東京Vはペナルティエリア進入5回、枠内シュート2本、ゴール期待値0.899だった。

つまり、横浜FMは単にシュートを多く打っただけではない。

  • ペナルティエリアまで入る回数で東京Vの3倍
  • 枠内シュートで東京Vの3.5倍
  • 16本中6本をゴールにした高い決定率
  • 谷村とユーリ・アラウージョがそれぞれ2得点

横浜FMは、東京Vの守備が揃う前に前線へ届け、前線の選手が最後を外さなかった。ここが6点差の中心だ。

東京Vは保持できても、守備の戻りで後手を踏んだ

東京V側の問題は、攻撃回数や保持率だけでは見えにくい。攻めたあとにボールを失った瞬間、横浜FMの近藤友喜、谷村海那、ユーリ・アラウージョが走るスペースが残った。

スポーティングニュースも、先制点で朴一圭が弾いたボールから天野純が背後へ送り、近藤が抜け出した流れを伝えている。これは横浜FMにとって再現性のある入口だった。

東京Vは、攻撃時に人数をかけるなら、失った直後の最初の寄せと最終ラインの管理を同時にそろえる必要がある。この日はその連動が弱く、1本目の失点で横浜FMに「背後を狙える」という確信を与えてしまった。

ここがポイント: スコアほどシュート数に差はない。ただし、横浜FMはゴールに近い場所へ入り、枠へ飛ばし、決め切った。東京Vは攻撃後の守備で背後を消し切れなかった。

起用面 横浜FMの前線3枚が役割を分けた

横浜FMの先発前線は、近藤友喜、谷村海那、ユーリ・アラウージョ。公式記録では近藤が80分、谷村がフル出場、ユーリ・アラウージョが61分までプレーした。

この3人の役割がはっきり出た。

  • 近藤友喜: 背後への抜け出しで先制点を奪い、東京Vのラインを下げさせた
  • 谷村海那: 36分と46分に得点し、試合を決定づけた
  • ユーリ・アラウージョ: 前半終了間際と59分に決め、前後半の重要時間帯を押さえた
  • テヴィス: 80分から入り、90+1分に6点目を記録した

日刊スポーツは、近藤の先制点を天野純の前線へのパスからの抜け出しとして報じている。天野はFootball LABのチャンスビルディングポイントでも攻撃トップの2.21ポイント。単なる前線の決定力だけでなく、天野と山根陸がボールの出口を作ったことも大きい。

東京Vは深澤大輝をハーフタイムで新井悠太に代え、61分に福田湧矢と松橋優安を下げて仲山獅恩、内田陽介を投入した。だが、46分の4失点目があまりに早かった。交代で立て直す前に、試合の構図がほぼ固まってしまった。

監督と選手の受け止め方 準備と守備強度が焦点に

試合後のコメントでは、東京V側が守備面の問題を重く受け止めている。

スポニチによると、城福浩監督はサポーターへの謝罪とともに、準備の部分に問題があったと振り返った。主将の森田晃樹も、守備でボールへの行き方があいまいになり、これまでの強度が出なかった趣旨のコメントを残している。

この発言は、試合内容とつながる。

東京Vは、ただ引いて守れなかったのではない。前へ出るチームとして、出たあとの回収、寄せ、カバーが曖昧になった。森田の言葉にある「ボールへの行き方」は、まさに25分以降の失点の連鎖を説明するキーワードになる。

横浜FM側では、スポニチが大島秀夫監督の「最終戦で素晴らしい試合内容、結果でよかった」という趣旨のコメントを紹介している。横浜FMは5試合ぶりの白星で地域リーグラウンドを締め、内容面でも前線の速さと決定力を結果に直結させた。

順位への影響 東京Vは5位、横浜FMは7位で次の段階へ

この試合は地域リーグラウンド最終節だったため、単なる1敗1勝では終わらない。

サッカーキングなどの報道では、横浜FMは5試合ぶりの勝利でEAST7位フィニッシュ。東京Vは大量失点が響き、EAST5位へ転落したとされている。モバJの順位表でも、東京Vは18試合終了時点で勝点28、得失点差-6の5位、横浜FMは勝点20、得失点差-1の7位となっている。

今後の見どころは、次の3点だ。

  • 東京Vが攻撃時のリスク管理をどこまで修正できるか
  • 横浜FMがこの日の速攻と前線の決定力を継続できるか
  • プレーオフラウンドで、同順位帯の相手に同じ形が通用するか

東京Vにとっては、6失点そのものよりも「前に出たあと、最初の守備が曖昧になると一気に崩れる」という課題が残った。横浜FMにとっては、背後を取る形と前線の決定力が噛み合えば、保持率が五分でも試合を壊せることを示した90分だった。

次に見るべきは、東京Vがこの敗戦を受けてライン設定と奪われた直後の守備をどう整えるか。横浜FMは、谷村、ユーリ・アラウージョ、近藤の前線を相手が警戒してきたとき、同じ速さを別の形で出せるかが問われる。

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