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藤枝MYFC対愛媛FCプレビュー:19位決定戦は先制点と終盤管理が鍵

藤枝MYFC対愛媛FCプレビュー:19位を懸ける一戦は「先制点」と「延長前の勝ち切り」が焦点

6月6日(土)14:00、藤枝総合運動公園サッカー場で行われる明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド第2戦は、藤枝MYFCと愛媛FCによる19位決定戦だ。

この試合は2試合合計スコアで争うホーム&アウェイ方式ではない。Jリーグ公式のプレーオフラウンド特集では「各グループ同順位同士ノックアウト方式(H&A制ではない)の順位決定戦」とされており、勝ったチームが19位、敗れたチームが20位となる。

  • 試合:藤枝MYFC vs 愛媛FC
  • 日時:2026年6月6日(土)14:00キックオフ
  • 会場:藤枝総合運動公園サッカー場
  • 位置づけ:17位-20位決定戦トーナメントの第2戦、19位決定戦
  • 第1戦結果:藤枝はSC相模原に3-4、愛媛はロアッソ熊本に0-1で敗戦
  • 勝敗の焦点:藤枝は得点後の試合管理、愛媛は好機を得点に変える精度

ここがポイント: 藤枝は第1戦で3得点しながら延長で崩れ、愛媛は18本のシュートを放ちながら無得点。どちらも「試合を作る力」より、最後に勝ち切る部分が問われる。

目次

試合の基本情報と大会上の意味

このカードは、地域リーグラウンドの順位を受けた17位-20位決定戦トーナメントの一部だ。

Jリーグ公式の順位表では、地域リーグラウンド終了時点で藤枝はEAST-Bグループ4位。17試合で勝点29、21得点17失点だった。愛媛はWEST-Aグループ5位。17試合で勝点28、24得点16失点を記録している。

数字だけを見ると、愛媛の方が得点数と得失点差では上回る。一方で藤枝はホーム開催。第1戦で3点を取った攻撃の再現性を示せるかが、試合の入口になる。

第1戦で何が起きたか

藤枝は5月30日のSC相模原戦で、延長戦までもつれる3-4の敗戦を喫した。公式記録では、藤枝の得点者は近藤優成、河本大雅、芹生海翔。17分に先制し、91分と116分にも得点したが、延長前半に3失点したことが重く響いた。

愛媛は同日のロアッソ熊本戦で0-1。62分に鹿取勇斗の得点を許した。愛媛公式の試合ページでは、愛媛のシュート数は18本、熊本は3本。内容面で押し込む時間があったとしても、スコアに反映できなければ順位決定戦では意味を持たない。

両チームの第1戦は対照的だった。

  • 藤枝:3得点したが、延長戦の守備で勝ち切れなかった
  • 愛媛:18本のシュートを放ったが、無得点で敗れた
  • 共通点:90分または延長を通じて、試合の最後を締め切れなかった

直近成績とデータ比較

両チームとも、地域リーグラウンド終盤からプレーオフ第1戦までに波がある。

藤枝は直近5試合で1勝3分1敗。5月16日のジュビロ磐田戦では3-0で勝ったが、その前後にはスコアレスドローが続き、第1戦では3得点しながら4失点した。

愛媛は直近5試合で2勝3敗。徳島ヴォルティス戦の6-0、ツエーゲン金沢戦の2-0など強い勝ち方もあるが、富山、新潟、熊本には敗れている。得点が出る試合と止まる試合の差が大きい。

地域リーグラウンドの傾向

藤枝はJリーグ公式のプレーオフ特集で、得点力に課題を残し、PK戦の数がグループ最多の9試合だったと紹介されている。つまり、僅差の試合を多く戦ってきたチームだ。

愛媛は同特集で、序盤の苦戦後に大木武監督の戦術が浸透し、後半戦に躍進したチームとして整理されている。地域リーグラウンド全体では24得点16失点。得点力と守備の数字は、17位-20位決定戦の4チームの中でも悪くない。

ただし、第2戦では過去の総得点よりも、次の2点が重い。

  • 藤枝は先制後に試合を落ち着かせられるか
  • 愛媛はシュート数を実際のゴールに結び付けられるか

注目選手:両チームの鍵は中盤と前線の接続

注目選手は、単に得点数の多い選手だけではない。第2戦では、どちらが中盤から前線へボールを運び、相手の守備を動かせるかが大きい。

藤枝MYFC:岡澤昂星と真鍋隼虎

Jリーグ公式のプレーオフ特集では、藤枝の注目選手としてMF17番・岡澤昂星が挙げられている。タックル数はチーム最多の71回。広い範囲をカバーする役割は、愛媛が中盤で人数をかけて前進してくる場面で重要になる。

攻撃面ではFW11番・真鍋隼虎。公式データでは地域リーグラウンド時点でチーム最多の6得点を記録している。藤枝は第1戦で途中出場選手も得点に絡んだが、90分の中で主導権を握るには、前線の基準点が早い時間帯から機能する必要がある。

藤枝の見どころは明確だ。

  • 岡澤が中盤の回収役として愛媛の攻撃を止められるか
  • 真鍋や松木駿之介、矢村健ら前線が早い段階で圧力を掛けられるか
  • 第1戦のように延長戦へ入る前に、試合を決める形を作れるか

愛媛FC:日野翔太と田口裕也

愛媛ではMF38番・日野翔太が注目される。Jリーグ公式は、日野を「トップ下」として攻撃を牽引する選手として紹介している。地域リーグラウンドの得点ランキングでも4得点を記録しており、前線と中盤をつなぐ役割が大きい。

FW17番・田口裕也はチーム最多の7得点。第1戦の熊本戦では先発したが、愛媛は18本のシュートで無得点だった。藤枝戦では田口がペナルティエリア内で受ける回数を増やせるかが、愛媛の攻撃効率を左右する。

愛媛側のポイントは次の通り。

  • 日野が中央で前を向ける時間を作れるか
  • 田口に決定機を供給できるか
  • 阿部稜汰、竹本雄飛、山口太陽らがサイドや途中投入で変化を出せるか

予想される試合展開

立ち上がりは、ホームの藤枝が前から出る可能性が高い。第1戦で3得点した事実は、攻撃面の自信として残る。ただし、延長で3失点した流れを踏まえると、リード後に無理な前進を続けるより、ボールを持つ時間と守る時間の整理が必要になる。

愛媛は、熊本戦のようにシュートを重ねても無得点では苦しい。大木武監督の下でボールを動かす形が浸透しているなら、藤枝の中盤を動かし、日野や田口が最後の局面に入る回数を増やしたい。

勝敗を分ける3つのポイント

1つ目は先制点。藤枝が先に取れば、愛媛は前に出ざるを得ない。逆に愛媛が先制すれば、藤枝は第1戦の失点イメージを抱えたまま攻撃に比重を移すことになる。

2つ目は交代策。第1戦で藤枝は河本大雅と芹生海翔が途中出場から得点した。愛媛も山口太陽、樺山諒乃介、行友翔哉らを途中から使っている。終盤にどちらのベンチが試合のテンポを変えられるかは大きい。

3つ目は延長戦への入り方だ。プレーオフラウンドは90分で決着がつかない場合、延長戦、さらにPK戦へ進む。藤枝は相模原戦で延長前半に崩れた。愛媛は熊本戦で90分間ゴールを奪えなかった。どちらも延長に入る前に勝ち切る形を持ちたい。

中立視点の見立て

試合の構図は、藤枝のホームアドバンテージと、愛媛の地域リーグラウンドでの得点力がぶつかる形になる。

藤枝は、攻撃がかみ合えば複数得点を狙える。第1戦の3得点は偶然ではなく、前線と途中出場選手の厚みを示した。ただし、試合終盤の守備対応には不安が残る。

愛媛は、データ上は得点・失点とも安定した数字を残している。だが第1戦では18本のシュートで0点。決定機の質、あるいは最後の選択の精度を上げなければ、藤枝のペースに引き込まれる。

この試合で見るべき点は、次の3つに絞れる。

  • 藤枝が第1戦の得点力をホームで再現できるか
  • 愛媛がシュート数ではなくゴール数で上回れるか
  • 90分終盤から延長戦にかけて、どちらが冷静に試合を進められるか

勝敗予想は難しいが、スコアが動くなら前半より後半の可能性が高い。藤枝は先制後の試合管理、愛媛は先に失点した場合の攻撃修正が最大の分岐点になる。19位決定戦とはいえ、両チームにとっては百年構想リーグの締め方を示す一戦だ。

参照リンク

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