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新潟vs札幌プレビュー:120分後の立て直しが問われる第2戦

新潟と札幌、最後に問われるのは決定力より「120分後の立て直し」

アルビレックス新潟と北海道コンサドーレ札幌の一戦は、2026年6月6日(土)14:00、デンカビッグスワンスタジアムで行われる。明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンドの第2戦だ。

焦点ははっきりしている。両チームとも第1戦を120分以上戦い、勝ち切れなかった直後の試合になる。新潟は鹿児島ユナイテッドFCに0-1、札幌はブラウブリッツ秋田と1-1の末にPK戦4-5で敗れた。

  • 試合: アルビレックス新潟 vs 北海道コンサドーレ札幌
  • 日時: 2026年6月6日(土)14:00
  • 会場: デンカビッグスワンスタジアム
  • 大会: 明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド
  • 新潟の第1戦: 新潟 0-1 鹿児島(延長後半120分に失点)
  • 札幌の第1戦: 秋田 1-1 札幌、PK戦5-4で秋田が勝利

このカードは、単純なホーム&アウェイの合計スコア勝負ではない。第1戦の結果を受けて組まれた順位決定の第2戦であり、見るべきは「何点差が必要か」よりも、延長戦とPK戦を経たチームがどれだけ攻守の強度を戻せるかだ。

目次

まず事実関係を整理する

第1戦の数字を見ると、両チームの課題は少し違う。

新潟は鹿児島戦でシュート4本、CK4本。鹿児島のシュート17本、CK9本に対し、攻撃回数を十分に増やせなかった。失点は延長後半120分、広瀬健太に許したものだった。

札幌は秋田戦でシュート23本、CK10本を記録している。48分に大森真吾が先制しながら、65分に長井一真に同点弾を許し、PK戦で敗れた。チャンスの量は作ったが、試合を閉じるところで踏みとどまれなかった。

地域リーグラウンドの成績

地域リーグラウンドの順位表では、新潟はWEST-Aグループ2位、札幌はEAST-Bグループ2位だった。

チームグループ順位勝点試合得点失点得失点差
アルビレックス新潟WEST-A 2位35182117+4
北海道コンサドーレ札幌EAST-B 2位31182622+4

新潟は失点17で、札幌より守備面の数字が安定している。一方、札幌は26得点で新潟を上回る。数字だけなら、新潟は守備から試合を整え、札幌は攻撃量で押し切りたい構図になる。

勝敗を分けるポイント

この試合で最も大きいのは、前線の枚数やシステム名ではなく、疲労を抱えた状態でどちらが先に主導権を握るかだ。

新潟は「最初の15分」で押し込まれないこと

新潟は鹿児島戦でシュート数が4本にとどまった。第2戦で同じように自陣で受ける時間が長くなると、札幌の攻撃陣に押し込まれる展開になりやすい。

ポイントは、最終ラインや中盤の選手が無理に前へ急ぐことではない。白井永地、奥村仁、舩木翔らが鹿児島戦で出場していた流れを踏まえると、まずはボールを失った直後の回収と、サイドでの前進をどれだけ確保できるかが重要になる。

新潟に必要なのは、派手な打ち合いではない。ホームで試合を落ち着かせ、札幌の前向きな攻撃回数を減らすことだ。

札幌は「作った数」を得点に変えられるか

札幌は秋田戦で23本のシュートを放った。これは攻撃の入り口を作れていた証拠だが、90分と延長を終えて1得点にとどまったことも同時に示している。

大森真吾は第1戦で先制点を決めており、第2戦でもゴール前での動き出しが注目される。青木亮太、田中宏武、長谷川竜也、キングロード サフォらが途中出場で関わったことも、柴田慎吾監督が後半以降に攻撃の変化を付けられる材料になる。

札幌としては、先制してからの試合運びも修正点になる。秋田戦では48分にリードを奪ったあと、65分に追いつかれた。リード時にラインを下げすぎるのか、もう一度前から奪いに行くのか。そこが曖昧になると、新潟に流れを渡す。

ここがポイント: 新潟は守備の安定を攻撃につなげたい。札幌はシュート数を再現するだけでなく、先制後の時間の使い方まで問われる。

注目選手は両チームの「出口」にいる

第1戦を踏まえると、注目したいのはゴール前の選手だけではない。ボールを前に運び、相手の圧力を外す選手が試合の温度を変える。

アルビレックス新潟

新潟側では、鹿児島戦で途中出場した舞行龍ジェームズ、早川史哉、新井泰貴らの起用が一つの見どころになる。延長まで戦った直後の試合では、先発をどこまで入れ替えるかがそのまま試合の入りに影響する。

攻撃面では、シュート4本だった第1戦からどう改善するか。中央で詰まるなら、サイドから早めに相手最終ラインの背後を狙う必要がある。逆に札幌にボールを持たせる時間が長いなら、奪った後の1本目のパスが重要になる。

北海道コンサドーレ札幌

札幌は大森真吾の得点が第1戦の明るい材料だ。大森が前線で起点になれば、青木亮太や木戸柊摩、原康介といった中盤・前線の選手がゴール前へ入る時間を作れる。

また、途中から入った田中宏武、長谷川竜也、キングロード サフォ、佐藤陽成らをどう使うかも焦点になる。秋田戦で攻撃の枚数を増やした流れを、第2戦で先発から出すのか、終盤の切り札として残すのか。柴田慎吾監督の配分が勝負どころを左右する。

試合展開の予想

展開は、札幌がボールを持つ時間を作り、新潟が守備の距離感を整えながら反撃を狙う形から入りそうだ。

ただし、札幌が一方的に押し切るとは見ない。新潟は地域リーグラウンド18試合で17失点に抑えており、守備の数字は札幌より良い。ホーム開催でもあるため、序盤を無失点で進めれば、後半に試合を動かす余地は十分にある。

勝敗を分ける要素は次の3つだ。

  • 新潟が第1戦のシュート4本から、どれだけ攻撃回数を増やせるか
  • 札幌が第1戦のシュート23本を、決定機と追加点に結びつけられるか
  • 延長戦、PK戦を戦った後のコンディション差を、交代策で埋められるか

予想としては、スコアが大きく開くより、1点差の時間が長い試合になりやすい。札幌が早い時間に先制すれば攻撃力が生きるが、新潟が前半を0-0で折り返せば、ホーム側に流れが傾く。

今後の注目点

この試合は、勝敗だけでなく、両チームが2026/27シーズンへ何を持ち越すかを見る材料にもなる。

新潟は船越優蔵監督の続投がクラブから発表されており、守備の安定を保ちながら得点力をどう上げるかが次の課題になる。札幌は柴田慎吾監督の下で、攻撃量を結果につなげる精度が問われる。

最後に確認したいポイントはシンプルだ。

  • 新潟は、ホームで先に落ち着けるか
  • 札幌は、先制後も攻撃の姿勢を保てるか
  • 両監督は、疲労を抱えた選手をどのタイミングで替えるか

第1戦の悔しさを消すには、勢いだけでは足りない。6月6日のデンカビッグスワンでは、120分後の疲れを抱えたチームが、もう一度試合を組み立て直す力を試される。

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