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清水エスパルスの視点から次の第9節V・ファーレン長崎戦への展望

清水エスパルスの視点から次の第9節V・ファーレン長崎戦への展望

清水エスパルスにとって、2026年4月5日の第9節V・ファーレン長崎戦は、ただのアウェー連戦ではない。長崎の前線にボールを入れさせない守備と、奪った直後の縦への速さをどこまで出せるかが、そのまま勝敗に直結しそうな一戦だ。

長崎はマテウス・ジェズスとチアゴ・サンタナを軸に、少ない局面でも点を取り切る力がある。一方の清水は、北川航也とオ・セフンを中心に前線の厚みを作れる。試合の焦点は、長崎の決定力が先に出るか、それとも清水が押し込む時間帯で先手を取れるか。この一点に集約される。

  • 試合は2026年4月5日13時キックオフ、会場はPEACE STADIUM Connected by SoftBank
  • Jリーグ公式の試合プレビューでは、清水はWESTグループ4位、長崎は6位
  • 清水目線の勝ち筋は「前線の2トップ気味の圧力」「中盤での回収」「長崎のカウンター封じ」の3点
  • 注目は清水の北川航也、オ・セフン、宇野禅斗。長崎はマテウス・ジェズス、チアゴ・サンタナ、山口蛍
目次

まず押さえたい試合の立ち位置

このカードは、順位だけでなく流れの面でも重い。

清水は3月22日にサンフレッチェ広島へ3-1で勝ち、4月1日にはヴィッセル神戸に0-2で敗戦。上向きの材料と修正点が、短い間隔で両方出た。長崎は3月15日にアビスパ福岡を1-0で下し、3月18日に京都サンガF.C.へ1-2で敗れたが、3月21日にはファジアーノ岡山に1-0で勝利。接戦を拾う力ははっきり見えている。

清水公式の対戦データでは、J1での長崎戦通算は0勝1分1敗。2024年のJ2でも、長崎に4失点した試合が残っている。相性を言い訳にする必要はないが、長崎の前向きな攻撃を許したときに苦しくなるという傾向は、今回も無視できない。

両チームの戦力予想

※怪我人が多く出てるので見通せない部分もあるが・・・

ここでは、直近の起用傾向をもとに試合の軸になりそうな顔ぶれを整理する。

清水エスパルス

清水は前線の組み合わせが最大の強みだ。北川航也がライン間に降りて受け、オ・セフンが最前線で基準点になる形は、長崎のセンターバックにとってかなり嫌だ。そこにカピシャーバや松崎快の推進力が乗れば、単発ではなく連続攻撃に持ち込める。

中盤では宇野禅斗の回収力が重要になる。宇野はJリーグ公式スタッツでタックル成功率100%を記録しており、相手の縦パスを止めて二次攻撃につなげられる存在だ。小塚和季が先発するなら、前向きな配球と守備の出足の両方が求められる。

守備陣は本多勇喜、高木践、北爪健吾、吉田豊らの役割分担がポイントになる。長崎はサイドから一気に前進してくるので、最終ラインは単に下がるのではなく、誰が外に出て、誰が中央を締めるかをはっきりさせたい。

V・ファーレン長崎

長崎は、前線の質で試合を決められるチームだ。チアゴ・サンタナが最前線で収め、マテウス・ジェズスが二列目から仕留める形は、今季ここまで最も破壊力がある。

とくにマテウス・ジェズスは、Jリーグ公式スタッツで得点総数4、アシスト総数2。チーム得点のかなり大きな割合を担っており、彼を自由にすると長崎の攻撃は一気に加速する。山口蛍が中盤で回収し、前向きに散らせるのも厄介だ。

長崎は途中出場の山﨑凌吾、ノーマン・キャンベルも使える。岡山戦では山﨑凌吾が90+3分に決勝点を決めた。先発だけでなく、終盤のカードまで含めて警戒が必要になる。

注目選手3人ずつ

清水エスパルスの注目3人

  • 北川航也: 1試合平均チャンスクリエイト数2.2。点を取るだけでなく、前線の起点にもなれる。長崎の中盤と最終ラインの間で受けられるかが鍵。
  • オ・セフン: 1試合平均シュート数2.8。高さと強さで押し込み役になれる。長崎のCBに背中を向けさせる時間を増やしたい。
  • 宇野禅斗: タックル成功率100%。長崎のカウンターを止める最初の防波堤で、攻守の切り替え役でもある。

V・ファーレン長崎の注目3人

  • マテウス・ジェズス: 得点4、アシスト2。長崎の攻撃の中心で、左足の一撃もラストパスもある。最優先で消したい選手。
  • チアゴ・サンタナ: 今季2得点、1試合平均シュート数2.6。清水サポーターにはよく知られたストライカーで、PA内で仕事を完結できる。
  • 山口蛍: 1試合平均インターセプト0.8でリーグ上位。長崎が前向きに攻める前提を整える選手で、ここを自由にすると試合のテンポを握られる。

スタッツから読む試合展開予想

数字を見ると、打ち合い一辺倒よりも、局面ごとの質が勝敗を分ける試合になりやすい。

  • 清水は広島戦で12本のシュートから3得点。少ない本数でも決め切った
  • ただし神戸戦は0-2。押し込まれた時間帯をしのぎ切れず、次の1点を取れなかった
  • 長崎はC大阪戦で20本のシュートを放ち1-0で勝利。押し込む展開も作れる
  • 一方で岡山戦は8本のシュートでも1-0で勝ち切った。終盤の勝負強さがある
  • G大阪戦では長崎が7本のシュートで2得点。少ないチャンスでも得点化できる

ここがポイント: 清水は「押し込む時間を作る」だけでは足りない。長崎の少ない好機を先に形にされる前に、前半のうちに1点を取りたい。

試合の入りは、長崎がホームで前から圧力をかけ、清水がそれを外して前進できるかの勝負になりそうだ。もし清水が宇野禅斗を起点にセカンドボールを拾えれば、北川航也とオ・セフンの距離感を保ったまま押し込める。

逆に、清水の最終ラインからの縦パスが引っかかり、長崎に中央で回収されると危ない。マテウス・ジェズスが前を向き、チアゴ・サンタナが背後と足元を使い分ける形になると、一気に試合が傾く。

エスパルスが勝利するためのポイント

1. マテウス・ジェズスに前を向かせない

長崎の攻撃は、マテウス・ジェズスの一発と配球で景色が変わる。宇野禅斗と周囲の中盤が、彼への縦パスに先に触ること。受けられても前を向かせず、横か後ろに戻させたい。

2. オ・セフンを基準点にして押し返す

長崎は接戦を我慢できるチームだが、自陣で長く押し込まれるのは嫌なはずだ。オ・セフンに当てて北川航也が拾う形、あるいはサイドに逃がして二次攻撃に持ち込む形を増やしたい。単発で終わると長崎の思うつぼになる。

3. サンタナ対策を中央だけで終わらせない

チアゴ・サンタナは中央で待つだけのFWではない。サイドに流れて起点にもなれる。CBだけでなくSBとボランチが連動し、誰が出て誰がカバーするかを迷わないことが必要だ。

4. 先制できない時間帯でも焦れて形を崩さない

長崎は岡山戦のように終盤で刺してくる。だからこそ、清水は前がかりになりすぎて中盤の間延びを作ってはいけない。押し込みながらも、奪われた瞬間の配置だけは崩さないこと。ここは90分を通しての条件になる。

最終見立て

清水にとって勝ち筋ははっきりしている。北川航也とオ・セフンを近い距離で使い、宇野禅斗を中心に中盤の回収で上回ること。そして長崎のカウンターの始点、特にマテウス・ジェズスを消すことだ。

長崎は一瞬で決め切る力がある。だからこそ、清水は内容で上回るだけでは足りない。前半のうちに先制するか、少なくとも長崎の一発をゼロで抑えたまま後半に入れるか。そこがこの試合の最初の分岐点になる。

試合を見るうえでは、次の3点を追いたい。

  • 宇野禅斗がマテウス・ジェズスの前進をどこまで止められるか
  • オ・セフンのポストプレーから清水が何回二次攻撃を作れるか
  • 60分以降、長崎の交代カードに清水の守備が耐えられるか

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