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ワールドカップグループFの最後の出場国・スウェーデンについて、日本との試合予想

ワールドカップグループFの最後の出場国・スウェーデンについて、日本との試合予想

スウェーデンは2026年3月31日の欧州プレーオフ決勝でポーランドを3-2で下し、日本が入るFIFAワールドカップ2026グループFの最後の1枠に入った。日本の第3戦は、候補ではなく正式にスウェーデン戦になっている。

結論から言えば、現時点の予想は日本がやや有利だ。スコアを置くなら日本の2-1。ただし、相手はプレーオフ2試合で6得点を挙げたスウェーデンで、終盤の一撃と空中戦、こぼれ球の回収で試合をひっくり返せる。

  • スウェーデンは3月26日にウクライナを3-1、3月31日にポーランドを3-2で撃破
  • グループFの最終節は日本対スウェーデン、2026年6月25日、ダラス
  • スウェーデンの最大警戒点はヴィクトル・ギェケレシュを軸にした決定力
  • 日本は三笘薫、堂安律、伊東純也らのサイド起点で優位を作れるかが焦点
  • 予想は日本の2-1。ただし先制を許すと一気に難しくなる

ここがポイント: スウェーデンは「最後の1枠」ではなく、勢いを持って入ってくる本番型の相手だ。日本に必要なのは名前よりも、3月の2試合で見せた相手の得点パターンを止める準備である。

目次

まず何が決まったのか

日本はすでにグループFで、オランダ、チュニジア、そして欧州プレーオフB勝者と同組になることが決まっていた。そこに入ったのがスウェーデンだ。

FIFA公式日程によると、グループFの日程は次の通り。

  • 6月14日: 日本対オランダ
  • 6月20日: 日本対チュニジア
  • 6月25日: 日本対スウェーデン

スウェーデン側は6月15日にチュニジア、6月20日にオランダ、6月26日未明の日本時間換算で日本と当たる流れになる。つまり日本にとっては、欧州の強度を持つ相手との最終節だ。突破争いがもつれた場合、ここがそのまま順位決定戦になる可能性が高い。

スウェーデンはどんな勝ち上がり方をしたのか

短く言えば、きれいに支配して上がったというより、押し込まれる時間があっても最後に仕留める形で本大会行きをつかんだ。

ウクライナ戦はギェケレシュの3発

スウェーデンは3月26日のプレーオフ準決勝でウクライナに3-1で勝利した。UEFA公式の整理では、ヴィクトル・ギェケレシュがハットトリック。ここでまず、相手の最終ラインを一人で壊せる得点源があることを示した。

この一点は日本にとってかなり重い。グループリーグの最終節は、相手のストライカー1人に試合を決められる展開が最も危険だからだ。

ポーランド戦は苦しみながら3-2

さらに3月31日の決勝ではポーランドを3-2で撃破。スウェーデンサッカー協会の試合レポートでは、ポーランドが多くのチャンスを作り、GKクリストフェル・ノルドフェルトの好守も目立ったとされる一方、スウェーデンは終盤に勝ち切った。

決勝点は88分。右サイドの仕掛けからシュート、こぼれ球、ポスト直撃、その流れをギェケレシュが押し込んだ。

この試合から見える点は3つある。

  • スウェーデンは試合内容が苦しくても得点を取れる
  • 交代選手が流れを変えられる
  • 守備は無失点で閉じるより、失点しても上回るタイプに近い

日本から見れば、ここは希望でもあり警戒点でもある。守備に入れば崩せる余地はあるが、1回の対応ミスで流れごと持っていかれる。

日本戦で怖い選手と構造

スウェーデンの3月招集では、アレクサンデル・イサクやデヤン・クルセフスキらに不在者がいた。それでも勝ち切れたのは、前線の破壊力と中盤以降の走力が機能したからだ。

最警戒はギェケレシュ

プレーオフ2試合で4得点。数字だけでも十分だが、意味はそれだけではない。背後への抜け出し、接触をいとわない競り合い、こぼれ球への反応まで含めて、90分のどこかで決定機を自作できる

日本が谷口彰悟、渡辺剛、伊藤洋輝らでどの組み合わせを選ぶにせよ、1対1を長く放置するのは危険だ。特にクロスの二次攻撃と、跳ね返した後の回収は試合の分かれ目になる。

エランガ、アヤリ、ベルグバルの加速力

ポーランド戦ではアンソニー・エランガが先制点に絡み、ヤシン・アヤリも決定的な場面で違いを作った。さらに途中投入のベスフォルト・ゼネリ、ルーカス・ベルグバル、グスタフ・ルンドグレンが終盤の流れを押し戻している。

ここで重要なのは、スウェーデンが前線の個人名だけのチームではないことだ。

  • 外に開いて1対1を作れる
  • 中盤の追い越しで二次攻撃を続けられる
  • 途中出場でもテンポを上げられる

日本が押し込む時間を作れても、切り替えの一発で陣形をひっくり返されるリスクは小さくない。

日本はどこで上回れるか

それでも現時点で日本をやや上に見る理由はある。3月の英国遠征メンバーを見ると、森保一監督は三笘薫、伊東純也、堂安律、鎌田大地、上田綺世、前田大然らをそろえ、チームを固める段階に入っている。

冨安健洋が負傷離脱したのは痛いが、全体としては幅と推進力を同時に出せる駒が多い。

サイドの質で押し返せる

日本が優位を取りやすいのは外側だ。三笘の運ぶ力、伊東の背後取り、堂安の左足での内側侵入は、スウェーデンが押し返された時間帯に守備の向きを変えさせる材料になる。

スウェーデンはポーランド戦で押し込まれる時間を作られた。そこを日本が再現できるなら、狙いは明確だ。

  • サイドで1対1を作る
  • 逆サイドへの展開を速くする
  • クロスを単発で終わらせず、セカンドボールを回収する

特に三笘と伊藤洋輝の左サイド、あるいは右での伊東と菅原由勢の連携が機能すれば、スウェーデンの守備を横に広げられる。

日本は「先に整える側」に回りたい

スウェーデンは殴り合いでも残れる。だから日本は、試合を開いたままにしない方がいい。

ここは戦術というより試合運びの話だ。

  • 先制できれば日本の形に引き込みやすい
  • リード後に前がかりになりすぎると危険
  • 0-0や1-0の時間帯で無理に撃ち合わない判断が要る

森保監督は3月招集時に、今回は「選手を試す」より「チームを強化し固める」活動だと説明していた。ならば日本戦でも、派手な打ち合いより整理された試合管理を優先するはずだ。

立場ごとの見方

ここは論点を分けて見た方が分かりやすい。

スウェーデン側

グラハム・ポッター監督は3月の招集時点で、「良い試合計画」と「ベンチからの解決策」が必要だと話していた。実際、ポーランド戦では交代カードが終盤の流れを変えた。

つまりスウェーデンは、最初から完成形で押し切るより、試合の途中で答えを出すチームとして本大会に入ってくる。

日本側

森保監督はワールドカップ前最後のアウェー強化として、強豪相手の3月遠征を重視した。しかも、復帰組を含めて幅広く戦力を確かめながら、最終的にはチームを固める方向を示している。

日本にとってスウェーデン戦は、単なる欧州中堅との一戦ではない。オランダ、チュニジアとの2試合を経た後、突破条件を背負って試合を閉じる力があるかを問われる相手になる。

日本対スウェーデンの現時点予想

現時点の予想は日本の2-1にしておく。

理由はシンプルだ。

  • 日本の方がサイドの打開役を多く持っている
  • スウェーデンはプレーオフで失点も重ねており、守備の盤石さまでは示していない
  • ただしスウェーデンにはギェケレシュという決定打がある

逆に、日本が苦しくなる条件もはっきりしている。

  • 先制を許す
  • 跳ね返した後の回収で負ける
  • セットプレーとクロスの連続で押し込まれる

この3つが重なると、予想は簡単に逆向きになる。だから日本に必要なのは、相手の名前への警戒よりも、3月のスウェーデンが実際に何で点を取り、何を許したかを踏まえた準備だ。

最後に見るべきポイント

6月25日の日本対スウェーデンは、グループFの最終節に置かれた。ここは日程の並びまで含めて重い。

  • 日本が突破を決めて入るのか
  • スウェーデンがオランダ戦までに勝点を積むのか
  • 得失点差まで絡む展開になるのか

この試合は、華やかな名前比べより、終盤の1本とセカンドボールの勝負になりやすい。もし日本がグループFを抜けるなら、スウェーデン戦では「攻め切る力」よりも、苦しい時間に形を崩さない力を見せたい。

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