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横浜FC対レノファ山口プレビュー:13位を懸けた一戦、焦点は横浜の火力と山口の守備修正

横浜FC対レノファ山口プレビュー:13位を懸けた一戦、焦点は横浜の火力と山口の守備修正

横浜FCとレノファ山口FCのプレーオフラウンド第2戦は、勝者が13位、敗者が14位となる順位決定戦だ。6月6日(土)14:00、ニッパツ三ツ沢球技場で行われる。

第1戦で横浜FCはRB大宮アルディージャに2-1で勝利。山口は高知ユナイテッドSCを延長戦の末に3-2で下した。どちらも勝ってこのカードに進んできたが、試合の入り方は少し変わる。横浜FCは地域リーグラウンド終盤から続く攻撃の勢いを保ちたい。山口は第1戦で2点を奪いながら追いつかれた時間帯をどう修正するかが問われる。

  • 試合:明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド第2戦 13-14位決定戦
  • 日時:2026年6月6日(土)14:00キックオフ
  • 会場:ニッパツ三ツ沢球技場
  • 対戦:横浜FC vs レノファ山口FC
  • 方式:1試合制。90分で決しない場合は延長戦、さらに同点ならPK戦

ここがポイント: これはホーム&アウェーの第2戦ではなく、順位を決める1試合制。第1戦の得点差を持ち越す試合ではない。

目次

まず事実関係を整理する

両チームは地域リーグラウンドをそれぞれ4位で終え、13-16位決定戦に入った。

横浜FCはEAST-Aグループ4位。18試合で勝点29、34得点27失点、得失点差+7だった。数字で最も目を引くのは34得点で、Jリーグ公式のプレーオフ特集でも「グループトップの34得点」と紹介されている。

山口はWEST-Bグループ4位。18試合で勝点29、24得点22失点、得失点差+2。横浜FCほど得点数は多くないが、勝点は同じ29まで積み上げており、試合運びの粘りで順位を押し上げてきた。

第1戦の結果は次の通り。

  • 横浜FC 2-1 RB大宮アルディージャ
  • 高知ユナイテッドSC 2-3 レノファ山口FC(延長)

横浜FCは90分で勝ち切った。一方の山口は延長戦まで戦っている。試合間隔は同じでも、山口はコンディション管理と終盤の守備強度がより大きなテーマになる。

横浜FCは「点を取れる形」をどこまで再現できるか

横浜FCの強みは分かりやすい。地域リーグラウンドで34得点を挙げた攻撃力だ。

Jリーグ公式のプレーオフ特集では、横浜FCについて、須藤大輔監督のスタイルが浸透し、最後は4連勝で4位に入ったと整理されている。第1戦でも大宮を2-1で退け、終盤の良い流れをプレーオフに持ち込んだ。

注目は前線だけではない

得点ランキングでは、FWジョアン パウロが6得点、MF横山暁之とFWアダイウトンが5得点。FWルキアンもアシストランキングに入っており、前線の枚数はある。

ただし、この試合でより効きそうなのは、攻撃の入口を作る選手たちだ。

  • MF山田康太:公式特集で注目選手として挙げられたプレーメーカー。シャドーとボランチをこなせるため、山口の3バック周辺に立ち位置の迷いを作れる。
  • DF新保海鈴:チーム最多の5アシスト。幅を取る攻撃で山口の守備ラインを横に動かせる。
  • MF髙江麗央:3アシスト。中盤でテンポを作れれば、横浜FCの前線が早い段階でゴール前に入れる。

横浜FCが押し込む時間を長くできれば、山口の守備はクリア後のセカンドボール対応まで求められる。逆に、横浜FCが中央で詰まり、サイドの前進が遅れると、山口の守備ブロックは整いやすい。

山口は守備の修正とカウンターの質が鍵になる

山口は第1戦で高知に3-2で勝った。勝利は大きい。ただ、2点を先行しながら追いつかれ、延長戦までもつれた流れは、第2戦へ向けた明確な課題でもある。

Jリーグ公式のプレーオフ特集では、山口について「終盤は失点が続いた」と触れられている。横浜FCの攻撃力を考えると、守備の時間をゼロにはできない。大事なのは、押し込まれた時間にどこで奪い、どの選手へ最初のパスを入れるかだ。

山口の注目選手

山口側でまず見たいのは、DF喜岡佳太の対応だ。公式特集では3バック中央の守備の要として紹介されており、横浜FCの中央攻撃を跳ね返せるかが試合の土台になる。

攻撃では、FW古川大悟がチーム最多の5得点。MF田邉光平は4アシストで、チームのチャンス創出に関わっている。MF中島賢星も2アシストを記録しており、中盤から前線へつなぐ役割が重い。

山口が勝つための形は、長い時間ボールを持ち続けることだけではない。

  • 喜岡を中心に中央を閉じる
  • 奪った直後に田邉、中島を経由して前進する
  • 古川、山本駿亮、藤岡浩介らがゴール前で一度のチャンスを仕留める

横浜FCのサイド攻撃を受け続ける展開になると苦しい。山口としては、横浜FCの最終ラインやウイングバックの背後を使い、相手を後ろ向きに走らせる時間を作りたい。

勝敗を分ける3つのポイント

この試合は「横浜FCが攻め、山口が耐える」と単純化しすぎると見誤る。山口には延長戦を勝ち切った粘りがあり、横浜FCにも失点27という隙はある。

1. 横浜FCの先制点

横浜FCが早い時間に先制すれば、山口は前に出る必要が出てくる。そうなると、ジョアン パウロ、アダイウトン、ルキアンらが使えるスペースは広がる。

一方で、0-0の時間が長くなれば山口にも勝機が出る。横浜FCが焦って縦に急ぎすぎると、山口はカウンターの起点を作りやすい。

2. 山口の終盤対応

山口は第1戦で延長まで戦った。第2戦も90分で決まらなければ延長、PK戦がある。体力面だけでなく、交代カードの切り方、守備ラインを下げすぎない判断が重要になる。

3. セットプレーと二次攻撃

横浜FCは得点源が複数あり、山口もDF大岩一貴が2得点を記録している。流れの中で崩し切れない時間帯ほど、セットプレーの一発が重くなる。

特にニッパツのように距離感が近いスタジアムでは、先にゴール前の熱を作ったチームが流れをつかみやすい。こぼれ球への反応、ファーサイドの詰め、クリア後の回収。この細部が13位と14位を分ける。

試合展開の見立て

現時点の材料だけで見れば、やや横浜FCに分がある。理由は三つある。

  • 地域リーグラウンドの得点数が34で、山口の24を上回る
  • 第1戦を90分で勝ち切っている
  • 第2戦の会場がニッパツ三ツ沢球技場で、横浜FCのホーム開催になる

ただし、山口は勝点29で並んだチームであり、数字ほど差が開いている相手ではない。横浜FCがボールを持つ時間を増やしても、山口が中央を締め、サイドからのクロスを跳ね返し続ければ試合は長引く。

予想される流れは、横浜FCが序盤から前に出て、山口がまず守備の安定を優先する形。山口が前半を無失点、または1失点以内で折り返せれば、後半のカウンターとセットプレーで十分に勝負になる。

横浜FCにとっては、攻撃の枚数をかける時間帯と、失った直後のリスク管理がセットになる。山口にとっては、耐えるだけでなく、古川や田邉にボールが入る回数をどれだけ増やせるか。そこが試合の温度を変える。

今後の注目点

この一戦は、特別大会の順位だけで終わる試合ではない。2026/27シーズンへ向け、両チームが何を持ち越せるかを見る場でもある。

  • 横浜FCは、終盤に形になった攻撃力を上位相手にも再現できるか
  • 山口は、終盤の失点傾向を修正しながら勝ち切る試合運びを作れるか
  • 延長やPK戦に入った場合、交代選手が試合を動かせるか
  • 13位で終えるチームが、次のシーズンへどんな基準を残せるか

横浜FCが押し切るのか。山口が粘って試合を延ばし、最後にひっくり返すのか。最初の15分で横浜FCのサイド攻撃が通るかどうかが、試合全体の見え方を大きく変えそうだ。

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