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横浜FM対清水、第2戦展望:1-1から問われる前進力と決定力

横浜FM対清水、第2戦は「清水の攻勢を横浜FMがどうほどくか」が焦点に

第1戦は清水エスパルスが押し込む時間を長く作りながら、横浜F・マリノスが少ない好機を生かして1-1。6月6日(土)17:00、日産スタジアムで行われる第2戦は、合計スコア1-1からの再スタートになる。

清水は第1戦でシュート10本、CK10本。横浜FMはシュート2本、CK0本ながら72分に谷村海那が同点ゴールを決めた。数字だけを見れば清水が主導権を握った試合だが、2戦制では「押し込んだのに勝ち切れなかった」ことも重い。

  • 第2戦: 2026年6月6日(土)17:00、日産スタジアム
  • 第1戦: 清水 1-1 横浜FM(5月31日、IAIスタジアム日本平)
  • 得点: 56分 小塚和季、72分 谷村海那
  • 勝ち抜け条件: 2戦合計で上回ったチームが上位。合計同点なら第2戦で延長戦、なお同点ならPK戦
  • 見どころ: 清水の押し込みを横浜FMがどう外し、横浜FMの少数決定機を清水がどう減らすか
目次

第1戦の事実整理: 清水が押し、横浜FMが耐えて仕留めた

第1戦のスコアは1-1。清水が56分に小塚和季のゴールで先制し、横浜FMは72分に谷村海那が追いついた。

Jリーグ公式の試合データでは、清水がシュート10本、横浜FMが2本。CKも清水10本、横浜FM0本だった。清水が敵陣での回数を増やし、横浜FMが限られた攻撃で結果を出した構図が数字に出ている。

ここがポイント: 第2戦は「どちらが主導権を握るか」だけでなく、「主導権を握った時間を点に変えられるか」が勝敗を分ける。

合計1-1が生む試合の難しさ

第1戦が引き分けだったため、両チームとも90分で勝てば上位が決まる。合計同点の場合は第2戦で延長戦、PK戦まで進む可能性がある。

この条件では、先制点の意味が大きい。

  • 横浜FMが先制: 清水は前に出る時間が増え、横浜FMのカウンターや背後への配球が効きやすくなる
  • 清水が先制: 第1戦と同じく清水が圧力をかけられるが、横浜FMの一発を消し切る管理力が問われる
  • 0-0が長く続く: 交代カードとセットプレーの質がより重要になる

横浜FMにとっては、ホームである日産スタジアムで第1戦よりも攻撃回数を増やせるか。清水にとっては、前回のように押し込むだけでなく、追加点まで取り切れるかが焦点になる。

地域リーグラウンドの数字から見る両チーム

地域リーグラウンド終了時点の公式順位では、横浜FMはEAST7位、清水はWEST7位。13-14位決定戦として組まれたカードだ。

横浜FMは18試合で勝点20、得点28、失点29、得失点差-1。清水は18試合で勝点24、得点19、失点21、得失点差-2だった。

チーム地域順位勝点試合得点失点得失点差
横浜F・マリノスEAST 7位20182829-1
清水エスパルスWEST 7位24181921-2

数字の特徴ははっきりしている。

横浜FMは得点28と攻撃面の出力が高い一方、失点29。試合がオープンになると点を取れるが、同時に相手にもチャンスを渡すリスクがある。第1戦でシュート2本に抑えられたことを考えると、第2戦では前線へ入る前の運び、サイドでの前進、セカンドボール回収を改善したい。

清水は得点19、失点21。派手な打ち合いよりも、前線からの圧力とセットプレー、サイド攻撃で相手を押し込む形が重要になる。第1戦のCK10本は、その方向性が機能した証拠でもある。

注目選手: 第1戦で結果に絡んだ4人を中心に見る

第2戦の登録メンバーや出場可否は、試合直前の公式発表を待つ必要がある。ここでは、公式選手一覧と第1戦の出場・得点経過で確認できる選手を中心に整理する。

横浜FM: 谷村海那と渡辺皓太の役割

横浜FMでまず見るべきは、背番号9のFW谷村海那だ。第1戦では72分に同点ゴールを決めた。チーム全体のシュート数が2本にとどまった試合で得点した意味は大きい。

谷村が第2戦でも前線で起点になれれば、横浜FMは第1戦のような受け身の時間を減らせる。単にゴール前で待つだけでなく、清水の最終ラインと中盤の間に立ち、ボールを収める場面を作れるかが鍵になる。

中盤では背番号6のMF渡辺皓太。第1戦では76分までプレーし、木村卓斗と交代した。横浜FMが清水のプレスを外すには、中盤で最初のパスを受ける選手の判断が欠かせない。渡辺が前を向く回数を増やせば、近藤友喜、ユーリ アラウージョ、ジョルディ クルークスら前線の選手もより良い状態でボールを受けられる。

清水: 小塚和季と北川航也の使い方

清水では背番号81のMF小塚和季が第1戦で先制点を挙げた。66分に北川航也と交代しており、先発で試合を動かす役割を担った形だ。

小塚の価値は、得点だけではない。清水が押し込む時間を作るには、相手陣内でボールを失わず、サイドや前線へテンポよく配る選手が必要になる。第2戦でも小塚が中央でリズムを作れれば、清水は横浜FMを自陣に押し戻しやすい。

一方、背番号49のFW北川航也は途中投入で流れを変える選択肢になる。清水が先制できない時間帯、あるいは追加点が必要な局面で、ゴール前の動き出しとフィニッシュが求められる。

勝敗を分ける3つのポイント

第2戦は、単純な攻撃力比較では見えにくい。第1戦の内容を踏まえると、焦点は次の3つに絞られる。

1. 清水のセットプレーを横浜FMが何本まで減らせるか

第1戦の清水はCK10本。これは横浜FMにとって明確な警告だ。

セットプレーは、流れの中で崩し切れない試合でも得点を生む。清水にCKやFKを繰り返し与えると、試合のテンポは清水寄りになる。横浜FMはサイドで簡単に押し込まれないこと、クリアを次の相手攻撃につなげないことが重要だ。

2. 横浜FMの最初の前進が成功するか

横浜FMは地域リーグラウンドで28得点を挙げたが、第1戦ではシュート2本。攻撃の枚数が足りなかったというより、前線へ届く前の段階で清水に制限されたと見るべきだ。

第2戦では、GK朴一圭からの配球、DFラインの持ち出し、中盤の受け直しがポイントになる。清水の前向きな守備を一度外せれば、横浜FMの前線には背後を突くスペースが生まれる。

3. 交代カードのタイミング

第1戦では、横浜FMが62分にジョルディ クルークスとテヴィスを投入し、72分に追いついた。清水も66分に北川航也とカピシャーバを入れている。

第2戦は延長戦まで見据える可能性があるため、交代の使い方がより難しい。90分で勝ちに行くのか、延長を含めて体力を残すのか。大島秀夫監督と吉田孝行監督の判断が、終盤の試合像を変える。

試合展開の予想: 清水が先に押し、横浜FMは回数より質を狙う

第1戦の流れから考えると、清水は第2戦でも前から圧力をかけ、横浜FMのビルドアップを外へ追い出す展開を狙うはずだ。特に立ち上がりは、清水がCKやサイド攻撃で日産スタジアムの空気を静かにしたい。

横浜FMは、無理にボール保持率を高めるよりも、清水のプレスを外した後の数本を決定機に変えることが現実的な道になる。第1戦のようにシュート2本では苦しいが、少ない本数でもゴールに結びつけた谷村の一撃は、第2戦の戦い方にも影響する。

予想される分岐はこうだ。

  • 清水が先制した場合: 横浜FMは前線の人数を増やし、試合はオープンになりやすい
  • 横浜FMが先制した場合: 清水はセットプレーと途中投入のFWで圧力を強める
  • 70分以降も同点の場合: 延長戦を意識しつつ、両監督の交代カードが勝負所になる

筆者の見立てでは、90分で一方が大きく突き放すよりも、1点差以内の緊張した展開になりやすい。清水が第1戦と同じだけCKを取れるなら清水優位。横浜FMが前進回数を増やし、谷村や途中投入のアタッカーに良い形で渡せるなら、ホーム側が流れを引き戻す。

今後の注目点

第2戦を見るときは、スコアだけでなく最初の15分に注目したい。

  • 清水が再びCKを連続して取れるか
  • 横浜FMが第1戦より早くシュートまで行けるか
  • 小塚和季が中央で前を向けるか
  • 谷村海那に良い形でボールが入るか
  • 延長戦を見据えた交代が早まるか、終盤まで温存されるか

13位か14位かを決める一戦だが、内容面では両チームの課題がかなり具体的に見えるカードでもある。清水は押し込んだ時間を得点に変えること。横浜FMは耐えるだけでなく、前進の回数を増やすこと。第1戦で残ったその宿題に、6月6日の第2戦でどちらが先に答えを出すかが最大の見どころになる。

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