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金沢vs群馬プレビュー: 23位決定戦は失点後の修正力が鍵

金沢と群馬、最終戦は「失点後の修正力」が23位を分ける

金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われる明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド第2戦、ツエーゲン金沢対ザスパ群馬は、1点を先に失ったときに崩れないかが最大の焦点になる。

第1戦で金沢は鳥取に1-3、群馬は岐阜に0-1で敗れた。第2戦はホーム&アウェイの合計スコアで争う形ではなく、敗者同士による23-24位決定戦。つまり、この90分で今大会の最終順位が決まる。

  • 試合: ツエーゲン金沢 vs ザスパ群馬
  • 日程: 2026年6月7日(日)14:00キックオフ
  • 会場: 金沢ゴーゴーカレースタジアム
  • 大会: 明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド第2戦 23-24位決定戦
  • 配信: DAZN
目次

第1戦で見えた課題は対照的だった

第1戦のスコアだけを見ると、金沢は守備、群馬は攻撃に課題が出たように見える。ただし中身はもう少し違う。

金沢は鳥取戦で1-3。杉浦恭平の得点で1点は返したが、複数失点を許したことで、試合を落ち着かせる時間を作れなかった。地域リーグラウンドでも18試合15得点21失点と、得点数はリーグ全体で下位。先に失点すると、追いかけるために前へ出ざるを得ず、背後の管理がさらに難しくなる。

群馬は岐阜戦で0-1。26分に文仁柱のミドルシュートで先制され、その後は押し返す時間を作りながらも同点弾に届かなかった。クラブ公式のレビューでは、自陣でのロストからショートカウンターを受ける課題、ハイプレスへの対応が改めて挙がっている。

ここがポイント: 金沢は「少ない得点機をどう仕留めるか」、群馬は「押し込む時間をどう決定機に変えるか」。課題の出方は違うが、どちらも先制点の重みが大きい。

データ比較: 金沢は堅く、群馬は点も取るが失点も多い

地域リーグラウンドの公式順位表とチームスタッツを見ると、両チームの性格はかなりはっきりしている。

チーム地域ラウンド順位勝点得点失点得失点差
ツエーゲン金沢WEST-A 6位271521-6
ザスパ群馬EAST-A 6位232636-10

金沢は18試合で15得点。爆発力よりも、ロースコアの時間帯を長く保つことが勝ち筋になる。辻田真輝監督のチームがホームで主導権を握るとしても、無理に人数をかけすぎると、群馬の前線にスペースを与える。

一方の群馬は26得点を挙げており、金沢より得点数は多い。ただし36失点は重い数字だ。沖田優監督の下で攻撃の枚数を増やす時間を作れたとしても、ボールを失った直後の守備が甘くなると、金沢のセットプレーやクロスから一気に流れを渡す。

注目選手は両チームの「出口」になる選手

この試合では、単に個人で打開する選手よりも、チームが苦しい時間にボールの逃がしどころになれる選手が重要になる。

金沢: 杉浦恭平とパトリックにかかる前線の基準点

金沢はFW杉浦恭平が第1戦で得点している。チーム全体の得点数が多くない中で、ゴール前で仕事をした事実は大きい。FWパトリックも登録されており、空中戦や前線での収まりを使えれば、金沢は押し込まれる時間を短くできる。

DF松本大輔、DF畑尾大翔ら最終ラインの選手にとっては、群馬が前に出てきたあとの裏返しが鍵になる。守るだけでなく、奪った後の1本目をどこへ付けるかが試合のリズムを変える。

群馬: 米原秀亮の状態と山口一真の関与

群馬ではMF米原秀亮が2026特別シーズンのキャプテンを務めている。ただ、第1戦では接触後に脳振盪による交代があったとクラブ公式レビューで記されており、起用可否は公式発表と当日のメンバーを確認したい。

攻撃ではMF山口一真、FW青木翔大、FW中島大嘉らが登録されている。群馬が勝つには、サイドや前線にボールを入れるだけでなく、ペナルティエリア手前で一度受け直し、金沢の守備ブロックを横に動かす必要がある。

試合展開の予想: 先制点でかなり景色が変わる

第1戦の敗者同士とはいえ、消化試合にはならない。両チームにとって、2026/27シーズンへ向けて何を残すかが問われる一戦だ。

金沢が先制した場合は、守備の人数を保ちながら、杉浦やパトリックを使って陣地を回復する展開に持ち込みたい。群馬は失点数の多さを考えると、早い時間に追いかける形になるほどリスク管理が難しくなる。

群馬が先制した場合は逆に、金沢が前がかりになった背後を突ける。第1戦で無得点だった群馬にとって、最初の1点は心理的にも大きい。山口や青木、中島らがゴール前でどれだけ厚みを作れるかが勝敗を左右する。

勝敗を分ける3つのポイント

最後は細部になる。特に見るべきポイントは次の3つだ。

  • 金沢がセットプレーとクロスから先に決定機を作れるか
  • 群馬が自陣でのロストを減らし、ハイプレスを受けても前進できるか
  • 先制後に試合を急がず、飲水タイムや交代で流れを整えられるか

予想としては、ホームの金沢がロースコアに持ち込めれば優位。ただし、群馬は地域ラウンドで26得点を取っており、試合がオープンになれば金沢より得点の引き出しは多い。

最も現実的な焦点は、どちらが先に「相手の弱点」を突くかではなく、自分たちの第1戦の課題をどれだけ消せるか。金沢は複数失点を避けること。群馬は失点後に慌てず、決定機まで運ぶこと。6月7日のゴースタでは、その修正力が23位と24位を分ける。

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