開幕3週間前の都城キャンプ、愛媛FCは2試合で何を整えたのか
愛媛FCは2026年7月20日から25日まで、宮崎県都城市を拠点に夏季トレーニングキャンプを実施しました。最大のポイントは、8月9日の明治安田J3リーグ開幕を約3週間後に控えた時期に、通常練習と2試合のトレーニングマッチを組み合わせたことです。
対戦相手はセレッソ大阪とテゲバジャーロ宮崎。両試合の結果は対戦クラブから公表されており、愛媛FCはいずれも1-3でした。ただし、出場メンバーや各選手の出場時間など、結果の背景を詳しく分析するための情報は限られています。
この記事で分かること
- キャンプの日程、会場、公開範囲
- 2試合の結果と、その間に設けられた練習期間
- 公表情報から確認できること、まだ分からないこと
- 8月9日の奈良クラブ戦へ向けた注目点
7月20日から25日、都城で練習と実戦を反復
愛媛FCは、実戦と練習を交互に配置し、試合で見つかった課題を次の実戦までに整えられる日程を組みました。
クラブが6月12日に発表したキャンプ期間は、7月20日から25日までの6日間。会場は宮崎県都城市の霧島酒造スポーツランド都城とされました。
その後、トップチームの月間スケジュールには、移動日を含む詳しい行程が掲載されました。
- 7月19日(日):移動日
- 7月20日(月):午前9時から練習、午後オフ
- 7月21日(火):セレッソ大阪とのトレーニングマッチ(16時30分開始)
- 7月22日(水):午前9時、午後3時の2部練習
- 7月23日(木):午前9時、午後3時の2部練習
- 7月24日(金):テゲバジャーロ宮崎とのトレーニングマッチ(17時開始)
- 7月25日(土):移動日
- 7月26日(日)・27日(月):オフ
2部練習を行ったのは7月22日と23日の2日間です。午前と午後を合わせると、計4回の練習枠が設けられました。
7月20日と22日の練習にはファンサービスの案内もありました。一方、23日は練習時間と会場のみが掲載されています。公開条件は日によって異なるため、見学時にはクラブ公式の最新スケジュールを確認する必要があります。
会場表記には違いがある
事前発表では「霧島酒造スポーツランド都城」、月間スケジュールでは「霧島酒造スポーツパーク」と表記されています。所在地を含む当初発表では、宮崎県都城市山之口町花木2381番地4が示されました。
また、2試合は通常練習とは別の会場で行われました。
- セレッソ大阪戦:宮崎県屋外型トレーニングセンター
- テゲバジャーロ宮崎戦:いちご宮崎新富サッカー場
キャンプ地での練習だけでなく、各試合会場へ移動して実戦に臨む構成でした。
2試合の間に2日間の2部練習を配置
このキャンプの日程上の特徴は、セレッソ大阪戦のあとに2日間・計4回の練習枠を設け、その後にテゲバジャーロ宮崎戦を行ったことです。
1試合目はセレッソ大阪に1-3
7月21日のセレッソ大阪戦は、45分×3本で行われ、愛媛FCは合計1-3でした。セレッソ大阪公式による各本のスコアは次の通りです。
- 1本目:愛媛FC 1-2 セレッソ大阪
- 2本目:愛媛FC 0-1 セレッソ大阪
- 3本目:愛媛FC 0-0 セレッソ大阪
3本目を無失点に抑えたことは確認できますが、愛媛FC側の出場メンバーや得点者、各選手の出場時間は公表情報から確認できません。そのため、選手個人の状態や配置変更の効果まで断定することはできません。
宮崎市観光協会のJリーグキャンプ特集にも、同日16時30分から愛媛FCとのトレーニングマッチを行う日程が掲載されています。試合会場や開催時刻についても、公式情報との一致が確認できます。
2日間・計4回の練習枠で次戦へ
セレッソ大阪戦の翌日と翌々日には、午前と午後の2部練習が設定されました。短期キャンプの中で、2日間に計4回のトレーニング枠を確保した形です。
具体的な練習内容は公表されていないため、どの課題に取り組んだかは断定できません。それでも、最初の試合から次の試合までに反復や修正を行える時間が設けられていたことは、公式日程から読み取れます。
ここがポイント:1試合目のあとに2日間・計4回の練習枠を置き、2試合目へ進む。都城キャンプは、実戦と練習を短期間でつなぐ構成でした。
2試合目も1-3、同じスコアだけでは内容を比べられない
7月24日のテゲバジャーロ宮崎戦も45分×3本で行われ、愛媛FCは合計1-3でした。これにより、2試合はいずれも同じ合計スコアだったことが確認できます。
ただし、同じ1-3でも、試合展開や起用された選手、各本の組み合わせが同じとは限りません。愛媛FC側の詳細なメンバーや出場時間が明らかでない以上、スコアだけを根拠に「修正できなかった」「内容が改善した」と結論づけることはできません。
確認できるのは、セレッソ大阪戦後の2日間に計4回の練習枠を挟み、テゲバジャーロ宮崎戦でも実戦経験を積んだという事実です。キャンプの成果は、開幕後の試合内容とあわせて見る必要があります。
大木武監督の続投で「作り直し」ではなく「積み上げ」へ
愛媛FCは指揮官を交代せず、百年構想リーグから2026/27シーズンへ継続してチームを進めます。
クラブは6月10日、大木武監督が2026/27シーズンも指揮を執ると発表しました。大木監督は2026年に愛媛FC監督へ就任しており、今回のキャンプは新監督がゼロから選手を把握する場ではありません。
この継続性を踏まえると、既存の約束事をすべて入れ替えるというより、百年構想リーグで得た材料を基に、8月からのJ3リーグへ向けて精度と選択肢を増やす期間だったと考えられます。
一方で、キャンプ参加者の一覧や各試合の出場時間は公表されていません。公式のトップチーム選手ページで登録選手は確認できますが、その全員が都城へ帯同したと断定することはできません。注目選手やポジション争いを具体的に評価するには、公式戦のメンバー選考など、追加の材料が必要です。
公開された範囲と、まだ分からない情報
2試合の合計スコアは公表されていますが、キャンプの成果を個人単位で評価できる材料は限られています。
確認できる情報
- 7月20日から25日まで都城でキャンプを実施
- 7月19日と25日は移動日
- 7月20日、22日、23日に通常練習を設定
- 2部練習は7月22日と23日の2日間で、午前・午後の計4回
- 7月21日のセレッソ大阪戦は45分×3本で、愛媛FCが1-3
- セレッソ大阪戦の各本は1-2、0-1、0-0
- 7月24日のテゲバジャーロ宮崎戦は45分×3本で、愛媛FCが1-3
- 7月20日と22日の練習ではファンサービスを案内
- 大木武監督が2026/27シーズンも続投
公表情報だけでは判断できないこと
- キャンプの全参加メンバー
- 愛媛FC側の両試合の出場メンバーと出場時間
- 選手ごとの起用ポジションや組み合わせ
- 2試合の内容面での改善点と課題
- 負傷、別メニュー、途中離脱の有無
- 監督や選手によるキャンプ全体の総括
スコアは重要な事実ですが、それだけで選手の状態やチームの仕上がりを決めつけることはできません。とくに開幕前のトレーニングマッチでは、選手の組み合わせや出場時間が公式戦と異なる可能性があります。
キャンプ後は8月9日の奈良クラブ戦へ
都城で取り組んだ内容の最初の答えは、8月9日のJ3リーグ開幕戦で示されます。
愛媛FCの2026/27明治安田J3リーグ第1節は、8月9日午後7時からニンジニアスタジアムで行われる奈良クラブ戦です。キャンプ終了から約2週間。帰県後には7月28日と29日に公開練習が設定され、30日は非公開となっていました。
開幕戦で注目したいのは、トレーニングマッチのスコアだけではありません。次の4点が、準備の進み具合を測る材料になります。
- 試合の入り:相手の出方を受けるだけでなく、自分たちから主導権を取りにいけるか
- 攻守の切り替え:ボールを失った直後に複数の選手が連動できるか
- 選手交代:交代後もプレーの基準と強度を維持できるか
- 終盤の管理:リード時と追う展開で、チームとして適切な選択を共有できるか
都城キャンプでは、愛媛FCは2試合とも1-3という結果でした。その間には、7月22日と23日の2日間に午前・午後合わせて4回の練習枠が設けられています。開幕戦では、この2試合と2日間・計4回の練習枠で得た材料を、公式戦の90分にどうつなげるかが注目されます。










